元ガンバ大阪所属選手の日本代表FW中村敬斗は、オーストリア1部LASKリンツの主力選手として活躍。オランダ1部王者フェイエノールトやベルギー1部KRCヘンクからの関心が報じられているものの、ここにきてヘンク移籍の可能性が低いとの見方が広まっている。
中村がリンツとの契約を2025年6月まで残す中、英メディア『スカイスポーツ』オーストリア版は先月に「アイントラハト・フランクフルトがすでに中村の獲得を決めている」と報道。移籍金500万ユーロ(約7億5000万円)での獲得が濃厚とみられていた。
しかしベルギー紙『ヘット・ラーツテ・ニウス』は今月6日、中村の移籍先候補について「フェイエノールトとヘンクが獲得オファーを準備している。PSVアイントホーフェンとフランクフルトも中村に興味を示していると言われていたが、今のところ具体的に動いているのはフェイエノールトとヘンクのみだ」と伝えている。
同紙の報道によると、ヘンクは今季リーグ戦でゴールをマークしたMFマイク・トレゾールに退団の可能性があるとのこと。トレゾールの後釜候補として中村をリストアップしているが、記事内では「ヘンクは依然として中村獲得を望んでいるが、交渉は難航している。他クラブとの競争が激しい」と綴られている。
一方でオランダメディア『1908.nl』は11日、中村がフェイエノールトへ移籍する可能性について「1000万ユーロ(約14億円)という移籍金は高すぎる。しかし、だからといって取引が絶望的になるわけではない」と見解を示している。
日本代表FW伊東純也の古巣でもあるヘンクは、今季のベルギー1部リーグを2位で終了。上位4クラブによりプレーオフを2勝2分2敗で終え、ロイヤル・アントワープから勝ち点1差の2位とタイトルを逃している。
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