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遠藤航を38億円で放出?シュツットガルト契約延長交渉も「プレミア移籍を…」

遠藤航 写真:Getty Images

 ブンデスリーガ(ドイツ1部)VfBシュツットガルト所属の日本代表MF遠藤航は、MF堂安律擁するSCフライブルク移籍が噂されたが、シュツットガルトとの契約延長交渉を開始。ただ現地では依然としてプレミアリーグ(イングランド1部)移籍の可能性がささやかれている。

 同選手は昨季からキャプテンとしてシュツットガルトをけん引。今季も公式戦ほぼ全試合で先発出場したが、チームはリーグ16位に終わりプレーオフへ回っていた。それでもドイツ2部3位ハンブルガーSVとのプレーオフでは、2試合合計6-1で圧倒。同選手も2試合ともにフル出場し、チームを残留に導いている。

 遠藤がシュツットガルトとの契約を来年6月まで残す中、ドイツメディア『Heidelberg24』は今月7日に「彼はフライブルクと交渉中だ」と報道。しかしドイツ誌『ビルト』のヨハネス・ウルフ記者は、遠藤の移籍報道が発信元が日本側にあると主張。「我々の情報によると、シュツットガルトからフライブルクへの移籍に関する日本からの噂は、現時点で嘘だ。両クラブは交渉中だが、GKフロリアン・ミュラーフライブルクへの移籍が控えているためだ」と伝えている。

 そんな中、ドイツメディア『zvw』は遠藤とシュツットガルトの契約交渉について「ブンデスリーガ残留降格の危機に瀕していた冬に交渉は一旦中断した。ただシュツットガルトのファビアン・ヴォールゲムートSD(スポーツディレクター)は『残留が決定し、双方の気持ちが明確になった』と語った」とリポート。両者の契約延長交渉が再開された現状を伝えている。

 ただ一方で、同メディアはシュツットガルトの財政状況が厳しいことに注目。「ひとつのシナリオとして、2500万ユーロ(約38億円)以上の遠藤獲得オファーを受け入れる可能性がある」と主張している。

 くわえて「30歳の遠藤にとって、プレミアリーグ挑戦のラストチャンスだ」と指摘。本人は2021年9月、ドイツ誌『ビルト』のインタビューで「プレミアリーグでのプレーは僕の夢です」とコメント。すでに将来的なプレミアリーグ挑戦に対する思いを明かしている。