ベルギー1部シント=トロイデンVV(STVV)は、アルビレックス新潟MF伊藤涼太郎を含む日本人選手3名を獲得する一方、日本代表DF橋岡大樹やFW岡崎慎司が退団見込みとなっている。そんな中、元サガン鳥栖所属選手のFW林大地も、今季限りでチームを離れるようだ。
同選手は2021年にU24日本代表の一員として東京五輪に出場したほか、サガン鳥栖からSTVVへ完全移籍。海外挑戦1年目からレギュラーに定着すると、今季もリーグ戦で34試合中27試合に先発出場。7ゴールをあげるなど、STVVの絶対的ストライカーして結果を残した。
STVVは今月12日、初めてトルステン・フィンク新監督のもとでのトレーニングを実施。ベルギー紙『HBVL』の報道によると、ブンデスリーガ(ドイツ1部)ケルン移籍が噂されている橋岡や日本代表活動へ参加中のGKシュミット・ダニエルにくわえて、林もトレーニングを欠席。ただ林は全体練習には参加しなかったものの、グラウンドに姿を現したという。
フィンク新監督は林の今後について質問を受けると、「もっと多くの選手が来ては去っていくだろう。でも移籍に関しては、私に発言権が与えられている。それは私にとって幸せなことだ。(小川諒也や山本理仁など)近々加入する選手のクオリティを知っているので、楽しみだ」と、同選手の退団を示唆。現地メディアはベルギー国外移籍が濃厚だと伝えている。
STVVは日本人選手獲得戦略を推し進める中、今季は11勝9分14敗の12位とプレーオフ進出を逃してシーズンを終了。ベルギーメディア『proximus』は、岡崎慎司やFW原大智など10選手以上が契約満了やレンタル移籍期間満了による退団が確実と報じている。
コメントランキング