VfBシュツットガルト所属のカタールW杯日本代表MF遠藤航(29)は、昨季のブンデスリーガ最終戦で自らの劇的なゴールによりチームを1部残留に導いていた。現地では、同選手の決勝ゴールに再び注目が集まっている。
VfBシュツットガルトは昨季のブンデスリーガで残留争いを強いられると、最終節を前に2部入れ替え戦圏内の16位に。ブンデスリーガ残留には勝利が絶対条件という中、最終節・ケルン戦に臨んでいた。
遠藤航はこの大一番でも先発出場すると、1-1で迎えた後半アディショナルタイムの90+2分に勝ち越しゴールを奪取。日本代表DF伊藤洋輝(23)のコーナーキックから味方選手がヘディングで後ろへそらすと、セカンドボールをそのままヘディングで押し込みゴールネットを揺らしていた。そして残留争いのライバルであるヘルタ・ベルリンが最終節で敗れたこともあり、VfBシュツットガルトが15位に浮上し残留を決めていた。
ブンデスリーガ公式サイトは28日に「2022年の出来事トップ10」と見出しをうち、今年のブンデスリーガを回顧。日本代表MF鎌田大地(26)や元日本代表MF長谷部誠(38)ら擁するアイントラハト・フランクフルトのUEFAヨーロッパリーグ優勝や、日本代表DF板倉滉(25)を擁したシャルケのブンデスリーガ昇格、バイエルン・ミュンヘンのブンデスリーガ10連覇を紹介する中、遠藤航のゴールも紹介。
「2021/22シーズンの劇的な幕引きとなったVfBシュツットガルトに、レディラックが舞い降りた。遠藤航が92分に決めた決勝弾でケルンに2-1で勝利し、ヘルタ・ベルリンがボルシア・ドルトムントに敗れたため、ブンデスリーガ残留が決まったのだ。シュツットガルトは得失点差で勝ち残り、ヘルタはプレーオフで苦戦を強いられ、最終的にハンブルクに2-1で勝利した」と綴っている。
遠藤航は今季もキャプテンとしてVfBシュツットガルトをけん引。リーグ戦15試合を終えて16位と苦戦を強いられているが、シーズン後半戦にどのようなパフォーマンスを発揮するのか注目が集まる。
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