Jリーグ

【J1リーグ2022】躍動する高卒・大卒のルーキー5選

写真:Getty Images

今2022シーズンも終盤に入った明治安田生命J1リーグ。優勝争いはもちろんのこと、降格争いも激しさを増している。順位争いが熾烈を極める中、今シーズンがルーキーイヤーとなる選手たちの活躍には、目を見張るものがある。毎年、多くの大卒・高卒の選手たちがJリーグチームへと入ってくるが、スタメンはおろかベンチにすら入れない選手は多い。

一方で、元日本代表MF本田圭佑のように代表で長期に渡って活躍してきた選手の中には、ユース昇格でなくてもルーキーイヤーから活躍している選手が多いのも事実だ。ここでは、彼らと同様すでにチームでも軸になりつつあり、将来代表での活躍も期待される大卒・高卒のルーキーたちを紹介していく。


川崎フロンターレ DF佐々木旭 写真:Getty Images

佐々木旭(川崎フロンターレ)

流通経済大学から今シーズン川崎フロンターレへと加入した、大卒ルーキーのDF佐々木旭。大学最終年となる昨2021年は、関東大学サッカーリーグ1部でMVPを獲得。王者川崎にふさわしい実績を引っ提げての加入となった。川崎の左サイドバック(SB)と言えば、長年チームを支え続けるDF登里享平がいることから出場自体が難しいとも思えたが、登里が3月の浦和戦で離脱するとポジションを確保。以降上位につけるチームの中にあって、見事にベテランの留守を守って見せた。

7月に登里が戦線に復帰したことで、本当の意味でのポジション争いはこれからだ。しかし、大学時代よりセンターバック(CB)やSBで活躍していることから、守備面では危機察知能力など高いパフォーマンスを発揮。また攻撃面でも1ゴール1アシストと数字を残しており、今後もますます期待のかかる選手だろう。


サンフレッチェ広島 FW満田誠 写真:Getty Images

満田誠(サンフレッチェ広島)

サンフレッチェ広島のユースに所属しながらもトップ昇格は叶わず、流通経済大学を経てようやくデビューを果たしたFW満田誠。今シーズン序盤から出場機会を得ると、ここまでほとんどの試合でスタメンとして出場し続けている。数字の面でも申し分なく、6ゴール8アシストと攻撃を牽引。積極的かつ正確なシュートは、相手チームにとってすでに脅威と言えるだろう。

2022年7月に開催されたEAFF E-1選手権では代表にも初選出され、見せ場は少なかったが2試合に出場し好調さをアピールしている。試合数に違いがあるとはいえ、現在リーグ2位につける広島。満田の出来そのものが試合結果に与える影響も大きいことから、逆転優勝に向けて広島に欠かせないピースであることは間違いない。

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名前Sくん
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