過去にカンピオナート・ブラジレイロ・セリエA(ブラジル1部)のボタフォゴFRでMF本田圭佑(35)の指導に当たっていたエドゥアルド・バロッカ氏は、元ヴァンフォーレ甲府FWパウロ・バイヤ(22)や元FC東京FWムリキ(35)らを擁するアヴァイFCの指揮官に就任した。13日、クラブ公式サイトが伝えている。
現在39歳のバロッカ氏はこれまでボタフォゴFRやアトレチコ・ゴイアニエンセ、コリチーバなどブラジル国内の複数クラブを指揮。ボタフォゴFRには2020年12月からおよそ3カ月間在籍したほか、昨年5月からはアトレチコ・ゴイアニエンセを率いていたが、昨年9月末の解任以降は無所属状態となっていた。
また、同氏は今年1月にブラジルメディアのインタビューを受けた際、本田圭佑とのやり取りについて「私がボタフォゴにやって来た時、コロナを患って自宅にいた。それで水曜日(12月10日)にサンパウロとの対戦を控えていたわけだが、月曜日にホンダから通訳を介してWhatsAppでメッセージが届いたのさ」
「お互いにまだ交流がなかったので、彼は自己紹介も兼ねた上でサンパウロ戦のアイデアを伝えてきた。文化的なことや戦術面の枠組みなどについて言ってきたのさ」
「私は『自分のチームを作りたいのなら、監督になれよ』と彼に伝えたね。そして(アシスタントコーチの)フェリペには『彼を(先発メンバーから)外して、他の選手を使おう』と伝えたよ」とコメント。本田圭佑のコミュニケーションの取り方に立腹していたを明かしていた。
一方、アヴァイFCは昨季カンピオナート・ブラジレイロ・セリエB(ブラジル2部)で勝ち点64を獲得。4位でシーズンを終えるとともに、セリエA昇格を果たしていた。しかし、カンピオナート・カタリネンセ(サンタカタリーナ州のリーグ戦)ではここまで1勝3分3敗と12クラブ中10位に低迷しており、今月10日にクラウジネイ・オリヴェイラ監督の解任に踏み切っていた。
そして今冬の移籍ウィンドウでは、ヴァンフォーレ甲府を退団したパウロ・バイヤ、昨季まで中国スーパーリーグの石家荘永昌足球倶楽部に所属していたムリキ、それにかつてアルビレックス新潟でプレーしていたDFブルーノ・コルテース(34)と3名の元Jリーガーを含めて多くの新戦力獲得に成功している。
その中、アヴァイFCはバロッカ氏の招へいを発表。同氏は今年11月までの契約期間でサインを交わしており、14日午後のトレーニングから指揮する予定となっている。
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