Jリーグ 北海道コンサドーレ札幌

札幌DFキム・ミンテ、名古屋へ期限付き移籍。盟友ク・ソンユンへの思いも…

キム・ミンテ 写真提供:Gettyimages

 明治安田生命J1リーグの北海道コンサドーレ札幌は12日、韓国人DFキム・ミンテが名古屋グランパスへ2022年1月1日までの期限付き移籍により加入することを公式発表している。

 現在27歳のキム・ミンテは、2017年にベガルタ仙台から北海道コンサドーレ札幌へ完全移籍により加入。球際の強さを武器にして移籍1年目にJ1リーグで16試合に出場して残留に貢献すると、ミハイロ・ペトロヴィッチ監督の就任後は出場機会が増加。昨季もリーグ戦27試合でピッチに立っていたが、今季はここまでJ1リーグでわずか9試合の出場にとどまっていた。

 同選手は北海道コンサドーレ札幌のサポーターや関係者に対して「大好きなコンサドーレファミリーみなさんへ、いつも熱い応援をしていただき、ありがとうございます。この度、名古屋グランパスに期限付き移籍することになりました。札幌で4年半。長いようで短い間本当に選手として、一人の人間として成長させていただきました。できればもっと長く札幌でプレーして、ミシャ監督の下で今の仲間たちと一緒にACLそしていつか優勝カップ掲げたいと思ってました。そしていつかソンユンと一緒にコンサの選手として韓国代表になるのが僕の夢でした。その目標が達成できなかったことはすごく悔しいです」

 「僕は札幌に来て結婚して子供も生まれました。僕は外国人ですが札幌という場所は本当に特別な場所です。これからもそれは変わらないです。札幌ドームでサポーターの前で試合するのも新型コロナウイルスの影響でサポーターの声は聞けませんでしたが、勝利したあとにサポーターと一緒にすすきのへ行こうを歌う時は本当に幸せでした。特に2年前のルヴァンカップ決勝の舞台で一緒に戦ったのは一生忘れることはできません」

 「本当にこのクラブ、サポーターのみなさんに感謝してます。違う場所でもいつも通り努力してさらにいい選手になった姿を見せるために頑張っていきたいと思ってます。最後に愛する北海道コンサドーレ札幌に関わるみなさん、本当に本当にありがとうございました」とメッセージを送っている。

 また、名古屋グランパスへの加入については「北海道コンサドーレ札幌から加わることになりました。キム・ミンテです。名古屋グランパスのために命を懸けるつもりで頑張りますので応援よろしくお願いします」とクラブ公式サイトを通じてコメントを残している。

 なお、名古屋グランパスはキム・ミンテの背番号が「20」に決まったことも併せて発表している。