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乾貴士、トルコ移籍へ合意!今週中にもメディカルチェックへ

乾貴士 写真提供: Gettyimages

 ラ・リーガのエイバルを昨季限りで退団した日本代表MF乾貴士には、古巣である明治安田生命J1リーグのセレッソ大阪が復帰要請を行っていると伝えられていた。しかし、同選手はスュペル・リグ(トルコ1部)のガズィアンテプFK加入へ向かっているようだ。11日、トルコメディア『haber365』が報じている。

 現在33歳の乾貴士は、2011年夏にセレッソ大阪からVfLボーフムに完全移籍すると、その後アイントラハト・フランクフルト、エイバル、レアル・ベティス、デポルティーボ・アラベスと渡り歩き、2019年夏にエイバルへ復帰。昨季は公式戦22試合で先発出場していたが、直近3試合ではピッチに立っておらず、チームも2部へ降格。同選手は契約を来年6月まで残しているが、2部降格時に適用可能な契約解除条項が盛り込まれていることもあり、昨季終了後に退団していた。

 その乾貴士の去就を巡っては、昨季終了直後にラ・リーガに所属するカディスからの関心が伝えられると、先月にはセレッソ大阪と選手サイドによる交渉が行われていると日本国内で報じられていた。

 しかし、『haber365』は選手サイドがガズィアンテプFKとの交渉において、1年の契約期間延長オプション付きの単年契約、年俸100万ユーロ(約1億3000万円)で基本合意に達したと報道。本人は今週中にもトルコ南東部に位置するガズィアンテプへ到着する予定である模様。メディカルチェックを問題なく通過すれば、サインを交わすことになりそうだ。

 また、ガズィアンテプFKが乾貴士の獲得に動いた経緯として、エロル・ブルト監督がウイングのポジションでクラブに対して新戦力獲得を求めたことがあると『haber365』は伝えている。

 なお、ガズィアンテプFKは昨季のリーグ戦で勝ち点58を獲得。9位でシーズンを終えている。また、今月14日にスュペル・リグ2021/22シーズンの開幕節・ファティ・カラギュムリュク戦を控えている。