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板倉滉獲得へセルティックがマンCと交渉開始!東京五輪で活躍

板倉滉 写真提供:Gettyimages

 U24日本代表の一員として東京五輪に出場したDF板倉滉は、スコティッシュ・プレミアシップ(スコットランド1部)の強豪セルティックへの移籍が噂されている。その中、セルティックは同選手の獲得にむけて、マンチェスター・シティとの交渉を開始したようだ。11日、イギリスメディア『sportslens』が報じている。

 現在24歳の板倉滉は、2019年1月に川崎フロンターレからマンチェスター・シティへ完全移籍するとともに、エールディビジ(オランダ1部)のフローニンゲンへ2020年夏までのレンタル移籍により加入。2019/20シーズンでは公式戦24試合に出場すると、フローニンゲン首脳陣が同選手のパフォーマンスを高く評価。レンタル期間が1年延長された中で臨んだ昨季は、リーグ戦全34試合でフル出場。クラブの年間最優秀選手に選出されていた。

 そして同選手はU24日本代表に選出されると、東京五輪男子サッカー競技のグループステージ第1節・南アフリカ戦と第2節・メキシコ戦でフル出場。第3節・南アフリカ戦や準々決勝・ニュージーランド戦では途中からピッチに立っていたが、準決勝・スペイン戦では出場停止となったDF冨安健洋にかわりフル出場していた。

 板倉滉はフローニンゲンでのレンタル期間を終えてマンチェスター・シティへ復帰。マンチェスター・シティとの契約は来年6月までとなっているが、2021/22シーズンの構想に含まれておらず、今夏移籍が既定路線となっている。また、今年3月にはフローニンゲンが同選手の引き留めにむけてマンチェスター・シティとの交渉を行っていたが、本人は2021/22シーズンはフローニンゲンでプレーしないことを示唆するコメントを東京五輪開催期間中に残していた。

 同選手の去就を巡っては、スュペル・リグ(トルコ1部)の強豪ガラタサライからの関心が伝えられているほか、アンジェ・ポステコグルー監督率いるセルティックもさらなる守備陣の強化を図る上で獲得候補にリストアップしていた。

 その中、セルティックはマンチェスター・シティとのクラブ間交渉を始めた模様。また、板倉滉本人が東京五輪終了後に自身の去就に関する決断を下す考えを持っていることから、今後何らかの動きがあるものとみられる。ただ、一部メディアの報道では、マンチェスター・シティが高額のレンタル料を求める可能性があり、その場合にはセルティックが板倉滉の獲得を諦めるとのことだ。

 なお、セルティックは守備陣の再編を急ぐ中、トッテナム・ホットスパーのイングランド代表GKジョー・ハートやロシア・プレミアリーグ(ロシア1部)のルビン・カザンでプレーしていたスウェーデン代表DFカール・スターフェルトを完全移籍で獲得している。