
8月7日、2026/27シーズンの明治安田J1リーグが開幕した。初日は2試合合計14ゴールが生まれる波乱含みの幕開けとなったが、結果を見れば昨季王者の鹿島アントラーズや百年構想リーグ覇者のヴィッセル神戸など、前評判の高いクラブが白星スタートを切っている。
今季は秋春制移行後初のシーズンとなる。例年、各クラブとも夏の移籍市場は動きが少なかったが、今夏はシーズン移行の影響もあってか、積極的に補強に動くクラブが目立った。
出会いがあれば別れもある。各クラブが新たな外国籍選手や他クラブからの新戦力を迎え入れる一方で、成長著しい若手選手が海外挑戦へと踏み出すなど、戦力の流出も相次いだ。ここでは、今夏新たに海外クラブへ完全移籍を果たした選手を5名紹介する。

荒木遼太郎
鹿島アントラーズからシント=トロイデンVVへ移籍
昨季鹿島の優勝メンバーの1人でもあるMF荒木遼太郎。デビュー当時の活躍を思えばやや遅咲きにも感じられるが、今夏いよいよベルギーのシント=トロイデンVVで海外挑戦をスタートさせた。
2020年に東福岡高等学校から鹿島へ入団した荒木。ルーキーイヤーからポテンシャルの高さを感じさせるプレーを披露している。開幕戦でいきなりスタメン出場を果たすと、26試合に出場し2ゴールをマーク。主力として存在感を示した。初年度の活躍もあってか、2年目はスタメンに定着。36試合に出場し二桁10ゴールを挙げるなど飛躍のシーズンを過ごした。
残念ながら2022年以降は監督交代や怪我の影響もあってか出場機会が減少したが、2024年にFC東京へ期限付き移籍すると本来のプレーが戻り29試合7ゴールと結果を残した。そして、鹿島復帰から1年半で今回自身初の海外挑戦を掴んでいる。
近年のJリーグからの海外移籍動向を見ると24歳という年齢は決して若いとは言い切れないが、果たして荒木はここからどんな成長を見せるのか注目だ。

安藤晃希
水戸ホーリーホックからロイヤル・アントワープへ移籍
今夏は加入後わずか半年で海外への完全移籍を果たした選手もいる。水戸ホーリーホックからベルギーのロイヤル・アントワープへ移籍したMF安藤晃希だ。
流通経済大学付属柏高校から今年水戸へと加入した安藤。百年構想リーグでは、後半戦の第12節に途中出場を果たし、さらに投入直後にはゴールも決めて鮮烈なデビューを飾っていた。先発こそ一度もなかったが、続く第13節以降も途中出場を続け、最終的に2ゴールをマーク。わずか8試合の出場ながらも、今夏海外への扉を開いた。
水戸のファンやサポーターにとっては、いよいよJ1リーグでの戦いがスタートする時期に、将来の主軸候補と見られていた若手が突然移籍していく形となった。多くのJリーグファンにとってもこれからの成長が楽しみだっただけに、Jでその活躍が見られなくなるのは寂しいが、海外での動向を見守っていきたいものだ。
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