
佐藤龍之介
FC東京からバレンシアへ移籍
スペイン、ラ・リーガの名門バレンシアで海外挑戦をスタートさせた選手も生まれた。MF佐藤龍之介は現在19歳で、10代にしていきなり5大リーグへの挑戦を決めている。
もともとFC東京とのプロ契約も16歳と、MF久保建英(レアル・ソシエダ)に次ぐ速さだった佐藤。それでもデビュー当時は出番が限られ、2023年の加入から2024年まではリーグ戦の出場3試合に留まっていた。
転機となったのは昨季期限付き移籍したファジアーノ岡山でのこと。第5節から出場機会を掴むと、第8節には初ゴールをマーク。さらに第10節、第11節では連続ゴールも挙げてチームの主軸に定着していった。最終的に6ゴール2アシストの活躍でチームをJ1残留に導いている。
百年構想リーグでFC東京へ戻ってからも活躍は変わらない。19試合とほぼ全試合に出場し6ゴールをマーク。ハーフシーズンで昨季と同じゴール数をあげるなど、上位争いを繰り広げたチームでも存在感を放った。
直近1年半の活躍と成長を見れば海外移籍は順当とも言える。それでも、ハイレベルなスペインの環境に対応できるかは未知数だ。果たして佐藤は岡山での期限付き移籍がそうであったように、今夏の移籍も自身の成長につなげることができるのか注目だ。

宇野禅斗
清水エスパルスからボルシア・メンヒェングラートバッハへ移籍
清水エスパルスからは、百年構想リーグでキャプテンも務めたMF宇野禅斗が海外挑戦を果たした。2024年夏の清水加入からわずか2年での移籍となったが、22歳の若さで主将を務めるほど信頼の厚かった選手がさらなる成長を目指し欧州へと旅立っている。
2022年に青森山田高等学校から町田ゼルビアへ加入し、プロキャリアをスタートさせた宇野。初年度は9試合の出場にとどまったが、高校時代の恩師・黒田剛監督へ指揮官が交代した2023年には18試合3ゴールを記録し、J2優勝とJ1昇格に貢献している。
J1ではなかなか出場機会を得られずにいたなか、2024年夏に清水へ期限付きで加入。後半戦の12試合で2得点をあげるなど、チーム内での序列は高く、自身としては2年連続となるJ2優勝を成し遂げた。
完全移籍へと移行した2025シーズンは27試合に出場。そして、直近のハーフシーズンはキャプテンとして17試合と多くの出場機会を得て、ミドルシュートからゴールを挙げるなど見せ場も多く作った。
今夏移籍したボルシア・メンヒェングラートバッハは、過去も含め複数の日本人選手が所属したことのあるクラブ。ドイツの地でも、清水時代と同様チームの柱となれるのか期待が集まる。

石渡ネルソン
セレッソ大阪からシント=トロイデンVVへ移籍
シント=トロイデンには、荒木のほかにもう1人今夏Jリーグから獲得した選手がいる。セレッソ大阪で活躍していた21歳MF石渡ネルソンだ。
2023年にユースから昇格する形でC大阪へ加入した石渡。2024年と2025年はそれぞれJ2クラブへ武者修行へ出て経験を積んだ。特に2025年に期限付き移籍したいわきFCでは、29試合に出場して4ゴールを挙げるなど主力として躍動。185cmというフィジカルを活かしたプレーでJ2を湧かせていた。
C大阪へ復帰した今季は、百年構想リーグで17試合に出場。ゴールこそ挙げられなかったが、3つのアシストをマークしチームのWEST2位に貢献している。
過去、シント=トロイデンで海外挑戦をスタートさせ、その後飛躍した日本人選手は多い。同じ国出身の選手が多く、他の海外クラブと比較するとプレーしやすい環境の整っているクラブでどんな成長を遂げるのか注目だ。
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