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ミラン退団のドンナルンマ、ユベントス移籍へ減俸受け入れも!実現の条件は…

ジャンルイジ・ドンナルンマ 写真提供: Gettyimages

 イタリア代表GKジャンルイジ・ドンナルンマはミランを契約満了により退団することが確実となっているが、ここにきて減俸を受け入れてユベントスに加入する可能性が浮上しているようだ。30日、イタリア紙『コリエレ・デッロ・スポルト』が報じている。

 ドンナルンマは下部組織在籍時からミラン一筋のキャリアを歩み、直近数シーズンにわたって正守護神としてクラブを支えると、今季はセリエAでの上位躍進、来季UEFAチャンピオンズリーグ出場権獲得に貢献。一方、ドンナルンマとミランの契約期間が今年6月までとなる中、両者は交渉を重ねてきたものの、同選手の代理人を務めるミノ・ライオラ氏が年俸1000万ユーロ(約13億3000万円)を要求したこともあり、交渉は決裂していた。

 また、ミランは先週にリーグアン優勝クラブのLOSCリールからフランス代表GKマイク・メニャンの獲得を公式発表。くわえてミランのテクニカルディレクターを務めるパオロ・マルディーニ氏はドンナルンマの今夏退団を明言していた。

 ドンナルンマの移籍先候補にはパリ・サンジェルマンがあがっているほか、ライオラ氏がバルセロナに対して同選手の獲得を提案したと伝えられていた。

 その中、『コリエレ・デッロ・スポルト』は同選手が年俸600万ユーロ(約8億円)という条件でユベントスと契約を結ぶ可能性があると報道。選手サイドはミランとの契約延長交渉時に、年俸700万ユーロ(約9億円)+ボーナス100万ユーロ(約1億3000万円)によるオファーを却下している。

 ただ、ユベントス移籍が実現する条件として、現在ユベントスの正守護神を務めるポーランド代表GKボイチェフ・シュチェスニーが退団することがあるようだ。

 複数のビッグクラブから関心を集める中、これまで数多くの取引を手掛けてきたライオラ氏は、水面下でどのような駆け引きを繰り広げているのだろうか。