
2026 FIFAワールドカップ(W杯)決勝で主審を務めたスロベニア人のスラブコ・ビンチッチ審判が、大きな注目を集めている。46歳の同氏は長年にわたり国際舞台で多くの重要な試合を担当し、欧州カップ戦の決勝でも笛を吹いてきた。
オランダメディア『FCUpdate』は「W杯決勝の主審、即時引退を表明」と題した記事を掲載した。
同メディアは、ビンチッチ審判がスペイン代表対アルゼンチン代表(1-0)のW杯決勝を担当してから、わずか1週間後に審判としての活動を終え、審判界を去ることになったと伝えている。
メットライフ・スタジアムで行われた決勝では、スペイン代表が延長戦でラ・リーガのバルセロナに所属するFWフェラン・トーレスのゴールで1-0と勝利した。同試合では選手たちの不満が表れ、終盤には緊張が高まった。ビンチッチ主審は複数のカードを提示し、アルゼンチン代表MFエンソ・フェルナンデス(チェルシー)には2枚目のイエローカードを出して退場を命じた。
同メディアは、「アルゼンチンのファンは、決勝戦の再試合を求める署名活動まで開始した」と伝えている。
ビンチッチ主審は同大会で、ブラジル代表対モロッコ代表、メキシコ代表対エクアドル代表の各試合も担当していた。マリボル出身の同審判は2010年からFIFAの国際審判員リストに入り、その後は最高レベルの重要な試合で主審を任される存在となった。
同氏は2022年にブンデスリーガのアイントラハト・フランクフルトとスコティッシュ・プレミアシップのレンジャーズのUEFAヨーロッパリーグ決勝を担当した。さらに2024年には、ブンデスリーガのボルシア・ドルトムント対ラ・リーガのレアル・マドリードのUEFAチャンピオンズリーグ決勝でも主審を務め、欧州最高峰の舞台に立った。
ビンチッチ審判は長年にわたり、こうした権威ある試合を複数担当し、国際審判員として経験を重ねてきた。
スペイン代表対アルゼンチン代表のW杯決勝は、ビンチッチ審判にとって国際審判員としての経歴を締めくくる特別な一戦となった。2010年から続いた国際審判員としての歩みは、世界大会の決勝という大舞台で幕を閉じる形となった。
コメントランキング