Jリーグ 鹿島アントラーズ

「森保監督である必要ない」将来のSTVV監督候補に名将浮上!日本代表選手を多数輩出

森保一監督 写真:アフロスポーツ

 ベルギー1部シント=トロイデンVV(STVV)は、MF遠藤航(リバプール)、MF鎌田大地(クリスタル・パレス)、GK鈴木彩艶(パルマ)、DF冨安健洋(アヤックス)など、サッカー日本代表「森保ジャパン」の主力選手を多数輩出。現在、DF谷口彰悟ら複数の日本人選手を抱えているが、そのSTVVが次に狙う「日本からの輸出品」は選手ではなく、監督である。それも日本代表率いる森保一監督以外にも候補が挙がっている。

 Jリーグと日本代表事情に精通するブラジル人ジャーナリスト、チアゴ・ボンテンポ氏が核心を突く発言を行った。「日本サッカーにとって次のステップは、指導者をヨーロッパへ送り出すことかもしれない。STVVはその入り口として理想的なクラブとなり得る。そして必ずしも森保である必要はない。鬼木達もまた有力候補だ」

 この報道が、日本サッカー界に静かな衝撃を与えている。

 STVVのCEO(最高経営責任者)を務める立石敬之氏は、森保監督へ監督就任のオファーを提示する可能性に言及。「次は日本人の指導者を育てたい」と明言し、FIFAワールドカップ北中米大会閉幕後のタイミング次第では打診もあり得ると含みを持たせていた。だが立石氏自身も「選手ほど簡単ではない」と認めた通り、言語・戦術文化・メディア対応など、欧州で指揮を執るハードルは選手の比ではない。

 一方、ボンテンポ氏が名指しした鬼木氏の実績は、決して過小評価できない。川崎フロンターレ監督時代にJ1リーグ連覇・天皇杯など複数のタイトルを制覇。MF守田英正(スポルティングCP)、MF田中碧(リーズ・ユナイテッド)、DF高井幸大(ボルシアMG)といった日本代表の主力選手を次々と育て上げた。STVVが求める「日本人タレントの発掘・育成・売却」というビジネスモデルとの親和性は、森保以上に高いとさえ言える。

 むしろ問題は、鬼木監督本人の意思と、日本サッカー界がそのような「挑戦」を後押しできる土壌を持っているかどうかだ。

 森保監督の名前ばかりが独り歩きしているSTVV監督候補論。日本人指導者の欧州挑戦が「夢物語」ではなく「現実的な選択肢」として語られ始めた今、鬼木氏がその最初の一歩を踏み出せるかどうか、欧州挑戦に関心を持っているか、日本サッカー界が発展する上での新たな挑戦は必要不可欠だ。