
かつてジュビロ磐田を率いていたジョン・ハッチンソン氏が、監督解任の舞台裏について言及した。海外メディア『Football360』のインタビューの中で、同氏はプロジェクトが「クラブの短気さ」によって途中で終わったとの見解を示している。
ハッチンソン氏は磐田を指揮していたが、チームが首位と勝ち点7差につけていた2024年9月にクラブを離れることになった。指揮官は当時を振り返り、磐田の仕事を引き受けた理由について「プロジェクトに魅力を感じていた」と説明。そのうえで「クラブの焦り、短期さによって途中で終わってしまった」と語った。
同氏によると、当時のクラブはプレースタイルの変更やクラブ体制の改革など、大きな変化を進めている最中だったという。チーム編成の刷新も進行しており、指揮官自身はプロジェクトの途中段階にあったと認識していたようだ。
「首位と勝ち点7差の状況で解任されるとは普通は思わない」とも語り、チームはまだ変化の過程にあったと強調した。それでも磐田での時間については「良い思い出がある」と振り返り、クラブ関係者や選手たちと仕事ができた経験に感謝の言葉を述べている。
現在は指導現場から離れているが、ハッチンソン氏はこの期間を振り返りの時間に充てているという。自身の指導を見直すとともに、今後の改善点を整理している段階だと明かした。
また、現役時代から関係の深い指導者たちとも連絡を取り合っているという。横浜F・マリノス元監督のアンジェ・ポステコグルーらからは「焦らず正しい仕事を待つべきだ」と助言を受けているといい、指揮官としての次の挑戦に向けて準備を進めている状況のようだ。
すでに複数のオファーも届いているというが、ハッチンソン氏は家族の事情も考慮して慎重に判断している。16歳の息子の教育環境を優先したい考えがあり、「家族にとって安定した場所」と「サッカー面で魅力的なプロジェクト」の両方が揃うクラブを待っていると語った。
磐田での挑戦は短期間で終わる形となったものの、指揮官自身はプロジェクトの途中だったとの認識を示している。次の指導の舞台がどこになるのか、今後の動向にも注目が集まりそうだ。
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