
鹿島アントラーズOBの岩政大樹氏は先日、母校・東京学芸大蹴球部の監督に就任。先日、2025シーズン途中まで北海道コンサドーレ札幌の監督を務めていたことに対する一部SNS投稿で話題を呼んだが、Jリーグ百年構想リーグで試したかったことなどを語っている。
浦和レッズOBである鈴木啓太氏の公式YouTubeチャンネルでは1日、岩政氏との対談動画が公開。トークテーマが「百年構想リーグで変わるJリーグの戦術」に及ぶと、同氏は「楽しみですけど、個人的には今年も(Jクラブの)監督したかったなと思います」と本音を吐露。その理由をこう語っている。
「降格がないというのは、監督からするといろんなことができるから、いろんな見方ができる半年になる。降格がないとチャレンジがしやすい。しかもトレーニングマッチではなく、実戦で試せる」
「ほとんど監督は変わらず、みんながいろんなトライをする半年間になる可能性は高い。多くの監督が「あれもしよう、これもしよう」と考えるはず。降格があると、どうしてもできないことがあるけど、今回は思い切れる」
「昨年の状況がどうであれ、この半年でやることはある程度決めていて、秋春制移行で起こることはある程度見えていて、強度が上がると思う。強度が上がるということは、今のJリーグでも進んでいるフットボールの傾向が、さらに助長されるということ。具体的には、マンツーマンのハイプレスがより流行る。そうなると、そのマンツーマンのハイプレスをどう剥がすかが論点になるはず」
「だから僕は、そこにトライしようと、(札幌監督時代である)去年の途中から少しずつ取り入れていた。それをさらに今年は本格的にやっていく。今のJリーグは、ハイプレスを受けたらロングボールで回避したほうが安全だ、というチームがほとんどになってきたけど、それがずっと続くはずはない。必ず、それを外せるチームが出てくるはず。その準備をこの半年でできると考えていたから、僕は監督をやりたかった」
岩政氏は1月30日、Xで「コンサの時も手応えがなかったわけではなかったんです。 ただ、そこはクラブのストーリーが違うので。昨年のコンサは成功体験と失敗体験の両方があって初めて次に進める段階でした。 あとは、補強の失敗とキーマンの怪我などのアクシデントも痛かったですかね。結局、僕の力不足です」とポスト。札幌監督時代を振り返ったほか、「補強の失敗というのは、開幕前に、岡村の穴を埋めるセンターバックを取れなかった事実についてです。これはクラブ批判でもなんでもなく、ただその選手に断られてしまった。そのことでDFラインは明らかに足りない陣容で前半戦を戦うことになりました」と補足していた。
札幌で百年構想リーグでチャレンジすることを踏まえた上で、マンツーマンのハイプレスを受けた場面での戦術にチャレンジしていたという岩政氏。先を見据えていただけに、2025シーズン途中での解任に対して複雑な思いを抱いているようだ。
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