Jリーグ サンフレッチェ広島

ピッチ乱入の外国人観客、広島スキッベ監督&アルスランと会食!処分は未発表

ミヒャエル・スキッベ監督 写真:Getty Images
ミヒャエル・スキッベ監督 写真:Getty Images

 ミヒャエル・スキッベ監督、MFトルガイ・アルスランらサンフレッチェ広島の一部関係者が、明治安田J1リーグ第33節の町田ゼルビア戦でピッチに乱入した外国人観客と会食した模様。クラブは6日時点で当該観客に対する処分を公式発表していない。

 広島対町田では、アルスランが後半アディショナルタイムにPKを冷静に沈め、勝ち越しゴールを奪取。その直後に上半身裸の外国人観客がピッチに乱入すると、ユニフォームを脱いだ同選手のもとへ駆け寄り、抱擁を交わした。

 この外国人観客はインスタグラムアカウントで「Its Lazzo Time」と名乗っている人物。ドルトムントを拠点に活動しているエンタメ系のインフルエンサー。当該人物のSNS投稿には、過去にアルスランが登場している。

 両者の関係に注目が集まるなか、ネット上では7日までに広島のユニフォームを着た外国人観客やスキッベ監督、アルスランらが食卓を囲んでいる時の様子を捉えた画像がネット上に流出。当該観客は以前からアルスラン等と親交があったとみられる。

 一方、広島の公式サイトで記載されている観戦ルール・試合運営管理規程によると、「フィールドへの飛び降り」は禁止事項に定められているが、町田戦での事案に関する公式発表は6日時点でない。

 クラブ関係者との親交があったとはいえ、競技の安全と公正を守るためのルールは、すべての観客に等しく適用されるべきだ。両クラブの選手や関係者に危害が加えられることはなかったとはいえ、クラには公式サイトを通じた説明と再発防止策が求められそうだ。