Jリーグ 川崎フロンターレ

川崎フロンターレが狙うべき夏の補強候補4選【J1リーグ2025】

川崎フロンターレ 写真:Getty Images

2025明治安田J1リーグは、8月17日時点で第26節までを消化。直近10年間でJ1リーグを4度(2017、2018、2020、2021)、YBCルヴァンカップを1度(2019)、天皇杯JFA全日本サッカー選手権大会を2度(2020、2023)制するなど、多くの国内タイトルを獲得している川崎フロンターレは、勝ち点39で現在8位につけている。首位・京都サンガとの勝ち点差は9ポイントで、優勝を目指すためにはこれ以上負けられない状況にある。

順位表に目を向けると、川崎の総得点「41」はリーグ2位と攻撃力は十分。しかし総失点「31」はリーグで9番目に多く、守備の不安定さが課題となっている。夏の移籍ウィンドーの締切が8月20日に迫るなか、DFやGKの補強に動く可能性は十分にあるだろう。ここでは、4年ぶりのJ1制覇を狙う川崎が今夏に獲得を検討すべき4選手を紹介していく。


山原怜音 写真:Getty Images

山原怜音(清水エスパルス)

筑波大学サッカー部でのプレーを経て、2021シーズンから清水エスパルスでプロキャリアをスタートさせたDF山原怜音。

両サイドバック(SB)や両サイドハーフ(SH)をこなすユーティリティ性に加え、フィジカルの強さや高精度のキックを武器にチャンスを生み出すなど、大学時代から頭角を現していた。大学2年時には2019年ユニバーシアード日本代表にも選出されている。

プロ入り後は、1年目からスタメンに定着。クロスやドリブルの成功率はリーグでも上位に位置し、瞬く間にJ1屈指のサイドアタッカーとして評価を高めた。しかし、チームはJ2へ降格。翌2023シーズンは負傷の影響もあり、J2で19試合1ゴール4アシストにとどまった。東京ヴェルディとのJ1昇格プレーオフの決勝で敗れ、1年での復帰を逃す悔しいシーズンとなってしまった。2024シーズンは、前年の悔しさをバネにJ2で34試合3ゴール6アシストを記録し、チームの2年ぶりのJ1復帰に大きく貢献した。

今シーズンはJ1に舞台を戻したものの、山原はやや序列を下げている印象だ。今後のオファー次第では、川崎への移籍が実現する可能性もありそうだ。


市原吏音 写真:Getty Images

市原吏音(RB大宮アルディージャ)

高校3年時に大宮アルディージャ(現:RB大宮アルディージャ)でプロデビューを果たしたDF市原吏音。対人の強さや先を読む守備センスを武器に堅守を支えるだけでなく、足元の技術を駆使したビルドアップにも定評があり、現代のCBに求められる資質を兼ね備えている。そのプレースタイルはアヤックス(オランダ)でプレーするDF板倉滉を彷彿とさせる。

最終ラインから声でチームを統率するキャプテンシーも魅力の一つであり、ロサンゼルスオリンピック世代のU-20日本代表でもキャプテンを務めるなど、リーダーシップ面でも高い評価を得ている。今シーズンはJ2リーグでここまで21試合に出場しており、チームの躍進に貢献している。

世界を見据える20歳の才能に、川崎がオファーする可能性は十分にありそうだ。

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名前:Yusuke Sueyoshi
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