Jリーグ アビスパ福岡

元アビスパ福岡・鈴木彩艶所属パルマ監督ペッキアが中東へ?C・ロナウド指導か

ファビオ・ペッキア監督(パルマ時代) 写真:Getty Images

 かつてアビスパ福岡を率いていたファビオ・ペッキア氏は2月17日、日本代表GK鈴木彩艶所属パルマの監督を解任。現在フリーだが、早ければ3月中にもポルトガル代表FWクリスティアーノ・ロナウド擁するサウジアラビア1部アル・ナスルの指揮官に就任する可能性があるという。

 イタリアメディア『Oggi Sport Notizie』は3月4日、アル・ナスルの監督事情を特集。同クラブは現在サウジアラビア1部リーグで4位とAFCチャンピオンズリーグエリート(ACLE)出場圏外であり、首位から勝ち点10差と逆転優勝が厳しい状況だが、記事では「3月7日のリーグ戦で敗れる場合、ステファノ・ピオリ監督解任は決定的」と綴られている。

 またピオリ監督の後任については、「アル・ナスルはすでにペッキア氏に接触している。スポーツディレクターであるフェルナンド・イエロ氏とペッキア氏の関係は良好だ」とリポート。元福岡・パルマ指揮官が最有力候補である現状を伝えた。

 ペッキア氏はラファエル・ベニテス監督の右腕として、ナポリやレアル・マドリード等のアシスタントコーチを担当。2019シーズンには福岡を率いていたが、同年6月3日をもって家庭事情を理由に監督を退任すると、およそ1か月後にユベントスU23の指揮官に就任する。

 母国復帰後はユベントスU23やUSクレモネーゼでの指導を経て、2023/24シーズンからパルマを指揮。2024/25シーズンは開幕から鈴木を正守護神として起用し続けていたが、チームは一時2部降格圏に。成績不振により、シーズン途中でチームを離れている。

 鈴木のみならず、ユベントスU23監督時代にDF三國ケネディエブス(現名古屋グランパス)を練習生として招待するなど、日本との縁が深いペッキア。中東の地で、ロナウドという世界屈指のスーパースターを指導することになるのだろうか。