
ブラジル人FWエリソンは、すでに川崎フロンターレと2025シーズンの契約で合意。残留は決定的とみられるが、ここに来て日本国外で欧州移籍論が湧き起こっている。
現在25歳の同選手は、2024年1月にブラジル1部ボタフォゴFRから川崎へ完全移籍。ブラジルのホルヘ・ニコラ記者が移籍金350万ドル(当時約5億円)と報じられたことで話題を呼び、元ブラジル代表FWレアンドロ・ダミアンにかわるストライカーとして期待されていたが、来日1年目はJ1リーグ戦25試合の出場で7ゴール3アシスト。負傷離脱もあり、本領発揮とはならなかった。
ロシアメディア『bob Soccer』は1月12日、CSKAモスクワの補強戦略を特集。「攻撃面で深刻な問題を抱えている」「クオリティーの高いFWが不足している」とした上で、個人的見解として「そのような問題を解決できるのは、川崎所属のエリソンだ」と主張。強靭なフィジカルを根拠に「ロシア1部リーグのスタイルに加入直後から適応可能だ」としている。
一方でロシアはウクライナ侵攻により、今もなお国際サッカー連盟(FIFA)から制裁を受けている。それだけに同メディアも「制裁の影響で交渉は困難」と指摘。「日本のクラブは貪欲ではないので、移籍金はせいぜい500万ユーロ(約8億1000万円)程度だろう」と綴っている。
CSKAモスクワには、かつてMF本田圭佑(無所属)やFW西村拓真(町田ゼルビア)が在籍。2024/25シーズンはロシア1部リーグ第18節終了時点で9勝4分5敗と、首位クラスノダールから勝ち点8差の6位につけている。
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