Jリーグ レノファ山口

レノファ山口へフリー移籍の理由は?メッシの元同僚・マルスマン「正直…」

ニック・マルスマン 写真:Getty Images

 レノファ山口は12月23日、オランダ2部ローダJCからGKニック・マルスマンを獲得したと公式発表。2024シーズン限りで現役を引退した関憲太郎にかわる正守護神として期待されるなか、マルスマン本人がJリーグ移籍という決断を下すまでの過程を語っている。

 現在34歳の同選手は、ユトレヒトやフェイエノールトなど、オランダ国内の複数クラブを渡り歩いた後、2021年7月にMLS(アメリカ・メジャーリーグサッカー)のインテル・マイアミへ。マイアミでは2シーズンにわたり在籍し、2023年7月にはアルゼンチン代表FWリオネル・メッシとチームメイトだった。

 2023年8月のマイアミ退団以降は、サンアントニオFCやオランダ2部ADOデン・ハーグでプレー。2024年6月にデン・ハーグを退団し、2024/25シーズン開幕直後もフリーの身だったが、9月末にローダJCへ加入。同クラブではしばらく出番が無かったものの、正守護神の負傷離脱に伴い、直近のオランダ2部リーグ戦5試合でフル出場。うち1試合でクリーンシートを達成していた。

 2024年12月末に契約満了でローダJCを退団することが正式決定したマルスマン。23日に行われたリーグ戦でフル出場した後、米メディア『ESPN』のインタビューで「正直、(日本でのプレーや生活が)どうなるのかまだ全然分からない。日本に行ったことがないからね」と、山口移籍に言及。

 日本行きを決めた理由を訊かれると、「彼らは僕のためにオランダに来てくれて、仕事のやり方やクラブが望んでいるものについて説明してくれたんだ」と、レノファ関係者による交渉のやり方を挙げたほか、「僕にとって、これは地球の裏側で写真の中の自分を演じるという新しい冒険なんだ」とJリーグでのプレーに胸を膨らませている。

 2024シーズンのJ2リーグを11位で終えた山口。MF前貴之、DF新保海鈴などリーグ戦の出場時間でチーム内トップ5の選手が次々と退団しているだけに、マルスマンにかかる期待は大きい。