10月23日に行われたAFCチャンピオンズリーグエリート2024/25(ACLE)リーグステージで、J1のヴィッセル神戸は蔚山現代(韓国)を相手にアウェイで2-0の勝利を収めた。前半こそ蔚山に攻め込まれる場面もあったが、後半に神戸のFW宮代大聖が得点を決め、試合を決定づけた。これで宮代はACLEで2試合連続のゴールを記録し、神戸はラウンド16進出に向けて大きな一歩を踏み出している。
国際的なスポーツメディア『ESPN』のUK版が注目しているのは、今まさに輝きを放つ宮代の存在だ。これまで主に左サイドで起用されていた宮代だが、最近では神戸のFW大迫勇也と並んで中央でプレーする機会が増え、その結果、ゴール数も着実に伸ばしている。
J1リーグではすでに9得点を記録し、神戸の攻撃陣において存在感が増している宮代。特に高い位置からのプレッシングとショートカウンターを駆使する神戸の戦術は、宮代の強みを最大限に引き出しており、本人も伸び伸びとプレーしているように映る。
神戸の吉田孝行監督は攻撃的な【4-4-2】フォーメーションを採用しており、宮代を中軸とした攻撃戦術も持ち合わせている。このシステムはACLEで効果を発揮しているが、Jリーグではまだ課題が残っている。しかし、宮代が好調を維持しゴールを量産すれば、海外移籍の可能性も高まるかもしれない。
「相手に応じてポジションを調整しつつ、常に成長を目指している」と、宮代は試合後のインタビューで語っている。その姿勢こそが、彼をさらなる高みへと導く要素となっている。
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