
元U20ブラジル代表FWリンコンは、2024年3月にヴィッセル神戸を退団。欧州移籍を果たしたが、新天地での現状が悲惨だと話題になっている。
現在23歳の同選手は、ブラジル1部CRフラメンゴで構想外となり、2021年1月に神戸へ完全移籍。日本での再起が期待されていたが、来日1年目から負傷離脱もあり出場機会に恵まれず。2022年8月にブラジル1部クルゼイロへ期限付き移籍したものの、母国でも結果を残せず、わずか半年で神戸に復帰する。そして2023シーズンもリーグ戦でわずか5試合の出場に。8月6日開催のJ1第22節・横浜FC戦を最後に出番がなかった。
神戸は3月1日に「契約解除によりリンコンが退団」と公式発表。同選手はしばらくフリーの身となっていたが、6月になってオーストリア1部SCラインドルフ・アルタッハと1年の契約延長オプションが付いた2年契約を結んでいる。
しかし、ブラジルメディア『MRN』が9月11日に伝えたところによると、リンコンは7月19日開催の練習試合で後半6分からプレーも、筋肉系トラブルにより同32分で交代。オーストリア1部リーグは8月初めに開幕しているが、ここまで公式戦全試合でメンバー外だという。
同メディアは新天地でもコンディション不良に悩まされているリンコンの現状について「彼は1年以上、公式戦でプレーしていない。1年前はまだ神戸に所属していた。まだ23歳だが、悲惨なプロキャリアだ」と綴っており、ブラジル国内からも元神戸所属アタッカーに対する否定的な声が湧き起こっている。
神戸と年俸80万ドル(約8300万円)による3年契約を結んでいたとみられるリンコン。日本で総額300万ドル(当時約3億3000万円)という移籍金(ボーナス込み)に見合うだけの結果が残せなかったブラジル人が、欧州でも厳しい現実に直面している。
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