9月開催のFIFAワールドカップ北中米大会アジア最終予選で、中国代表とバーレーン代表相手に勝利したサッカー日本代表「森保ジャパン」。MF三笘薫(ブライトン)、DF板倉滉(ボルシアMG)、MF守田英正(スポルティングCP)ら川崎フロンターレ出身選手の活躍が目立つだけに、「一昔前の川崎は日本代表よりも強い」という声がJリーガーから挙がっている。
川崎は2017シーズンのJ1初制覇をきっかけに、黄金時代に突入。MF田中碧(リーズ・ユナイテッド)、MF旗手怜央(セルティック)、DF谷口彰悟(シント=トロイデンVV)、板倉、守田、三笘らが活躍するなか、YBCルヴァンカップや天皇杯でも優勝している。
かつて日本代表の選手たちとチームメイトだったFW宮代大聖(現ヴィッセル神戸)は、島川俊郎氏との対談で川崎時代を回顧。対談の様子は島川氏のYouTubeチャンネルで9月8日に公開されているが、宮代は川崎のトレーニングについて「ミスしている選手が浮いている感じがあった。ついていくのに必死だった。とりあえず『ミスしないように』までは思っていなかったけど、自分(のパフォーマンス)を出せるようにはしていた」と淡々とコメント。「みんな“個”が強かったし、“個”がある中でのチーム戦術だった。冷静に考えたら、あのメンバーいたら強い」と個人能力の高さを強調した。
これに島川氏は「(あの時の川崎は)強すぎるよ。ワンチャン日本代表より強いんじゃない?もうチームとして出来上がっているし」と反応。宮代も「マジでワンチャンある」と頷いている。
また宮代は2020年の新型コロナウイルス感染拡大時に、川崎の寮から一切外出できなかったことを告白。当時、田中ら一部選手とともに「マスクをしながら、トランプをしていた。その時が一番関係性が深まったかもしれない」と、当時を振り返っている。
川崎出身組の凄さには、サガン鳥栖でプロキャリアをスタートしたMF鎌田大地(クリスタル・パレス)も言及。インターネット動画配信サービス『DAZN』制作の「内田篤人のフットボール・タイム」に出演した際、代表チームでプレー感覚が合う選手を訊かれると、「代表レベルになったら、みんな合う。ただ、川崎フロンターレにいた選手がすごくうまいなと思う。ボール回ししていたら、『こっちの足にボール欲しい』『そこに飛ばしてよ』とか。前目の選手はやっぱりうまい」と唸っていた。
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