日本代表OBの内田篤人氏がMF遠藤航(リバプール)との対談で、セレッソ大阪所属MF香川真司の過去に言及。パリ五輪U23日本代表MF藤田譲瑠チマ(シント=トロイデンVV:STVV)にも話題が及んでいる。
内田氏と遠藤は、インターネット動画配信サービス『DAZN』で8月22日配信開始の「内田篤人のフットボール・タイム」に出演。リバプール所属MFは今の日本代表で一目置くチームメイトを訊かれると、「みんな後輩という感じなので…東京五輪出た時に練習参加で来た選手は(注目していた)。今のパリ五輪世代。チマとか」と、東京五輪U24日本代表のトレーニングパートナーメンバーを挙げる。
すると、内田氏は南アフリカW杯の出来事を回顧。当時、サポートメンバーとして香川やDF酒井高徳(ヴィッセル神戸)らが帯同していたことに言及した上で、「真司がね。南アフリカで我々をボコボコにした。『アイツが出たら良いじゃん』とみんな言っていた。サポートメンバーで凄かった。ちょっと雰囲気が悪くなる。(練習メニューの)8vs8や4vs4で、アイツが(ドリブルで)パコパコポーンとゴールを決めた。闘莉王さんブチギレ」と、当時から香川のパフォーマンスがずば抜けていたことを明かしている。
今年9月に行われるFIFAワールドカップ北中米大会アジア最終予選では、藤田やGK小久保玲央ブライアン(STVV)らが森保ジャパンに招集される可能性もある。今後、東京五輪世代とパリ五輪世代の選手が一緒にプレーするだけに、内田氏は「(香川みたいに)あのような選手が次の世代に(代表チームの)雰囲気や練習前の準備の方法などを見て、次につながっていく」と私見を述べている。
南アフリカW杯終了後にC大阪からボルシア・ドルトムントへ移籍した香川。ドルトムントで結果を残す中、2011年開催のAFCアジアカップで、アルベルト・ザッケローニ監督のもと鮮烈なパフォーマンスを見せていた。パリ五輪でも小久保が好セーブを連発するなど、多くの選手が躍動していただけに、A代表での台頭も期待される。
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