Jリーグ ザスパクサツ群馬

山形移籍・城和隼颯に誹謗中傷が…群馬所属選手「少し首を傾げる」

ザスパ群馬のゴール裏 写真:Getty Images

 J2最下位のザスパ群馬は今月13日、DF城和隼颯がモンテディオ山形へ完全移籍すると公式発表。キャプテンの退団に批判や誹謗中傷が相次ぐ中、群馬所属FW髙澤優也が自身の複雑な思いを綴っている。

 群馬は今季開幕から黒星が先行すると、今年5月に大槻毅監督を解任。監督交代後もチーム状況が好転することはなく、J2第26節終了時点でJ2残留圏の17位水戸ホーリーホックから勝ち点差13の最下位。苦境に立たされている中での城和退団に、ネット上では「裏切り者」「許さない」「降格してでも責任を果たしてほしかった」などと批判が噴出。一部では誹謗中傷メッセージも見受けられるなど、騒動に発展している。

 そんな中、髙澤は14日夜にXを更新。「城和の移籍について自分自身の思ってること。あくまで僕の意見」として以下のように綴るとともに、群馬のファン・サポーターにメッセージを発信している。

 「このタイミングでこのチーム状況でキャプテンとして移籍を決めたこと少し首を傾げるものがあった。ただ、1人の同じサッカー選手として、この移籍の判断は正しいと思う」

 「一人一人思うことはあると思うけど、みんなでキャスの事を気持ちよく送り出してあげよう。裏切りとか逃げたとか言わずに。 シーズンが終わった後にお前がいなくても残留できたぞって笑って言ってやろう。 俺は思い通りに貢献出来てないけど、 諦めてない。 誰1人諦めてない。 やるぞ。俺」

 この髙澤のSNS投稿には、共感を示すファン・サポーターの声が。城和の移籍を巡り、賛否含めて様々な意見が挙がる中、J2残留にむけて再び選手とサポーターが団結するきっかけになるかもしれない。