日本代表GK鈴木彩艶は先月、ベルギー1部シント=トロイデンVVからパルマへ完全移籍。パリ五輪U23日本代表GK小久保玲央ブライアン(STVV)の比較対象として注目を浴びる中、DF冨安健洋(アーセナル)やDF長友佑都(FC東京)らとともに、セリエA移籍に関するベストイレブンに名を連ねている。
浦和レッズのトップチームで、GK西川周作からレギュラーを奪えなかった鈴木。しかし昨年夏にSTVVへ移籍すると、海外挑戦1年目から正守護神として活躍。ゴール阻止率89%をはじめベルギー1部リーグトップレベルの数値を叩き出したことが高く評価され、マンチェスター・ユナイテッドなど複数クラブからの関心が報じられる中、先月15日にパルマ加入が正式決定。移籍金は750万ユーロ(約13億円)とみられるほか、ボーナスは250万ユーロ(4億3000万円)にのぼるという。
ドイツ発の移籍専門サイト『トランスファーマルクト』は今月5日、アジア人選手によるセリエA移籍最高額のベストイレブンを公表。GKで鈴木が名を連ねたほか、かつてSTVVからボローニャへ移籍金700万ユーロにより完全移籍した冨安も、右サイドバックで選出。左サイドバックでは、2011年1月にチェゼーナからインテルへ移籍した長友が選ばれている。
また日本人選手以外では、北朝鮮代表FWハン・グァンソン、ウズベキスタン代表FWエルドル・ショムロドフ、韓国代表DFキム・ミンジェの名前が。キム・ミンジェはナポリでセリエA優勝を成し遂げると、わずか1年でバイエルン・ミュンヘンへ完全移籍したことでも話題を呼んでいた。
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『トランスファーマルクト』選出のアジア人セリエA移籍高額ベスト11
FW
森本貴幸 カターニャ⇒ノヴァーラ:250万ユーロ
エルドル・ショムロドフ ジェノア⇒ローマ:1960万ユーロ
MF
アリ・アドナン チャイクル・リゼスポル⇒ウディネーゼ:220万ユーロ
中田英寿 ローマ⇒パルマ:2840万ユーロ
中村俊輔 横浜F・マリノス⇒レッジーナ:200万ユーロ
ハン・グァンソン カリアリ⇒ユベントス:350万ユーロ
DF
長友佑都 チェゼーナ⇒インテル:650万ユーロ
キム・ミンジェ フェネルバフチェ⇒ナポリ:1900万ユーロ
ラフマン・レザイー メッシーナ⇒リヴォルノ:50万ユーロ
冨安健洋 STVV⇒ボローニャ:700万ユーロ
GK
鈴木彩艶 STVV⇒パルマ:750万ユーロ
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