2024明治安田J1リーグ第11節の10試合が5月3日に開催された。
前第10節の敗戦で首位を奪われた町田ゼルビアは、柏レイソル(現13位)を相手に2-0と完勝し、セレッソ大阪(現3位)が引き分けたことで再び首位へと返り咲いた。
そんな町田を追う昨2023シーズンの王者ヴィッセル神戸(現2位)は、名古屋グランパス(現8位)を破り2位へ浮上。エースFW大迫勇也にも第5節以来のゴールが生まれるなど、勢いのつく勝利を手にしている。
また、横浜F・マリノスは前節町田を破ったジュビロ磐田(現11位)と対戦。先制したものの終盤に追いつかれ1-1と勝ち点1を得るに留まり現状7位につける。1試合消化の少ない横浜FMだが、王座奪還を目指すチームにとっては手痛い3試合連続のドローとなった。
ここでは、そんなJ1第11節で活躍した選手たちをベストイレブン形式で紹介していく。
GK:早川友基(鹿島アントラーズ)
ホームに湘南ベルマーレ(現20位)を迎えた第11節の鹿島アントラーズ(現5位)。後半立て続けにゴールを奪い、3-1と勝利で終え今季2度目の連勝を果たした。今季も変わらず守護神としてチームを支えるGK早川友基は、今節攻撃でも見せ場を作った。2点リードの場面、相手のクロスをキャッチするとすぐさま高精度のパントキックを披露。3点目の起点となる働きで、チームの勝利に貢献した。
DF:佐々木旭(川崎フロンターレ)
直近は5試合未勝利と苦しむ川崎フロンターレ(現16位)。第11節は浦和レッズ(現12位)をホームに迎えた(3-1)。幸先良く先制するも前半のうちに追いつかれる中迎えた後半戦、DF佐々木旭が攻撃で魅せた。後半早々の時間帯、ハーフウェイライン付近から自ら持ち運んでそのままシュート。欲しかった勝ち越しゴールをもたらす働きで、勝利の立役者となった。
DF:バングーナガンデ佳史扶(FC東京)
前節3試合ぶりの白星を挙げたFC東京(現6位)。第11節は京都サンガ(現17位)を相手に序盤からリードを奪い、2-1と接戦をものにして今季2度目の連勝を果たした。この試合、ここまで全試合にスタメン出場しているDFバングーナガンデ佳史扶はゴールで好調ぶりを見せた。試合開始早々の場面、反対サイドからのクロスをダイレクトで合わせて先制点をマーク。ゲーム序盤からチームに勢いをつける働きで勝利に貢献した。
DF:翁長聖(東京ヴェルディ)
4連続引き分けと、勝ち点を得られているものの白星が遠い東京ヴェルディ(現14位)は、第11節でサガン鳥栖(現18位)と対戦。2-0で5試合ぶりとなる勝利を収めた。3試合連続で右サイドバックにスタメン起用されたDF翁長聖は、この日攻守で存在感を放った。PK獲得につながる精度の高いフィードを見せると、後半にはGKまで躱された絶体絶命の場面に身体を投げ出すシュートブロックで決定機を阻止。無失点での勝利に大きく貢献した。
MF:橘田健人(川崎フロンターレ)
第5節のFC東京戦以来の勝利を目指す川崎フロンターレは、第11節で浦和レッズと対戦。前半を1-1と競った展開で折り返す中、後半に2点を追加し3-1で6試合ぶりの勝利を挙げた。そんなゲームにおいて、ワンタッチの正確なパスでチャンスを演出し続けたのがMF橘田健人だ。後半開始早々、FWバフェティンビ・ゴミスの落としを丁寧にDF佐々木旭へ送り勝ち越しゴールをアシストすると、最終盤にもフィールド中央付近からのワンタッチのフィードで3点目にも絡んでチームに勝利をもたらす原動力となった。
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