京都サンガは今月29日に行われた明治安田J1リーグ第5節で、東京ヴェルディに2-2と引き分け。試合後、曺貴裁監督がゴール裏でDF福田心之助と話し込んでいるシーンを巡り、SNSで様々な憶測が駆け巡っているほか、指揮官に対する批判や否定的な意見も湧き起こっている。
京都は22分、FW豊川雄太による無回転のボレーシュートから先制点を奪うと、4分後に原大智が追加点をマーク。後半途中まで試合の主導権を握っていた。しかし77分、自陣右サイドからFW山見大登のドリブル突破を許した福田が、ペナルティエリアで山見を倒してPKを献上。これをFW染野唯月に決められると、後半アディショナルタイムの90+3分にも失点。土壇場で勝ち点2を落とした。
京都の選手たちと曺監督は試合後、味の素スタジアムのアウェイゴール裏に向かい、サポーターへ挨拶。ゴール裏からロッカールームへ引き揚げようとした際、福田と指揮官はゴール裏で会話。サポーターが両者の様子を見つめる中、一部メディアがカメラを向けていた。
この両者の様子は、瞬く間にX(旧ツイッター)で拡散。「何を話していたのか気になる」「嫌な感じ」「なんかなあ…」といった声が挙がっているほか、福田がPKを献上しただけに「挨拶後すぐサポーターの面前で福田に個別指導か」「公開説教かな」という憶測も。
曺監督が湘南ベルマーレを指揮していた時にパワーハラスメント行為が認定され、1年間のS級コーチライセンス資格停止処分を受けただけに、「公開説教はいらない」「ロッカールームでやるべきこと」「なぜサポーターとかカメラマンがいる場所で説教するのか」「パワハラと疑われるし、裏でやるべきことだった」などと、批判も噴出。「失敗したことは本人も分かっている」と、福田を擁護するファン・サポーターもいる。
2点リードから追いつかれただけに、自チームの戦いぶりに納得していない可能性がある曺監督。試合後にとった行動を巡り様々な憶測が駆け巡っているだけに、今後指揮官自らが福田との会話内容を説明するかもしれない。
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