
セルティック所属の日本代表FW古橋亨梧は今月13日にUEFAチャンピオンズリーグ(CL)フェイエノールト戦を控える中、直近のスコットランド1部リーグ2試合でスタメン落ち。韓国代表FWオ・ヒョンギュにレギュラーを座を明け渡しているが、現地ではオ・ヒョンギュの起用法に対する異論が沸き起こっている。
古橋は昨季、アンジェ・ポステコグルー前監督のもとで30ゴール以上をマークするなど、絶対的ストライカーとして活躍していた。しかし今季はブレンダン・ロジャーズへの監督交代の影響もあり、ここまで8ゴールと得点力が低下。公式戦4試合連続ノーゴールと苦しむ中、今月6日に行われたスコットランド1部リーグ第16節ハイバーニアン戦から2試合連続で途中出場と、序列低下が顕著になっている。
一方、オ・ヒョンギュは今年1月に韓国1部・水原三星からセルティックへ完全移籍。昨季リーグ戦16試合の出場で6ゴールをマークすると、今季もここまで11試合で途中出場。スタメン出場はわずか1試合であるが、先月12日のアバディーン戦では途中出場ながら2ゴールをマーク。徐々に頭角を現すと、今月6日に行われたスコットランド1部リーグ第16節ハイバーニアン戦でスタメン出場し、2ゴールをマーク。10日の第17節キルマーノック戦でもスタメン出場したが不発。チームも今季リーグ戦初黒星を喫した。
両選手のポジション争いが激化する中、現地ジャーナリストのピーター・マーティン氏は、オ・ヒョンギュにスタメンのチャンスが与えられていることに疑問を抱いている模様。英ポッドキャスト番組『PLZサッカー』出演時に、以下のようなコメントを残している。
「周りの人々が、なぜこれだけオ・ヒョンギュ(のスタメン起用に)拘るのか私には理解できない。ゴールを決めているが、彼のパフォーマンスは不十分だ」
今季もCLグループステージ敗退と、欧州の舞台で結果を残せていないセルティック。古橋とフェイエノールト所属FW上田綺世の日本人対決が期待される中、現地では攻撃陣の起用法を巡って意見が分かれている。
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