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「ティーラトンが暴言放ち…」ACL乱闘後に中国・浙江がブリーラム批判

ティーラトン・ブンマタン 写真:Getty Images

 かつてヴィッセル神戸や横浜F・マリノスでプレーしていたタイ代表DFティーラトン・ブンマタンに、批判の矛先が向けられている。AFCチャンピオンズリーグ(ACL)グループステージで、ヴァンフォーレ甲府と同組であるブリーラム・ユナイテッド(タイ1部)と浙江(中国1部)は、先月29日に対戦。試合後の大乱闘を巡り、浙江が公式SNSアカウントを通じてブリーラム所属のティーラトンにメッセージを送った。

 浙江のホームで開催された一戦では、計8枚のイエローカードが提示されるなど、荒れた試合に。浙江が3-2と勝利したが、試合終了直後に一部選手の口論から乱闘に発展。ベンチからコーチングスタッフを飛び出す中、ブリーラム所属FWラミル・シェイダエフが相手選手の首を絞めるなどの暴挙に及んでいた。

 アジアサッカー連盟(AFC)から処分を科される可能性が現地で報じられる中、両クラブによる乱闘は、場外戦に発展。ブリーラムは公式インスタグラムアカウントで乱闘の様子をアップするとともに「これがACL?サッカーをしに来たのか、戦場に来たのか」と、皮肉交じりのメッセージを残す。

 これに対して浙江はストーリーズにて、英語とタイ語を交えながら「君たちの態度が、君たちのレベルを決めるんだよ」と反発。くわえて所属選手がティーラトンともみ合いになる時の様子をアップ。「タイのキャプテンが『f●●k chinese』と言い放ち、男らしさを見せた瞬間だ。愛と平和を」と、乱闘の原因がティーラトンにあると主張している。

 なおACLグループHでは、甲府が2勝2分1敗で首位に立っているが、2位メルボルン・シティ(豪州1部)とは勝ち点差ゼロ。浙江とブリーラムが勝ち点2差で追う展開に。今月12日の最終節では、ブリーラムがホームに甲府を迎え撃つほか、浙江はアウェイでメルボルンと対戦する。