モンテディオ山形所属MFチアゴ・アウベスは、今月25日にJ1昇格プレーオフ準決勝の清水エスパルス戦を控える中、自身の去就に言及。日本でのプレーに対する特別な思いも語った。
チアゴはポルトガルやポーランド国内の複数クラブでプレーした後、昨年1月にGKSピアスト・グリヴィツェと契約解除して山形へフリー移籍。来日1年目の昨季はリーグ戦で2桁ゴールをマークするなど、スーパーサブとして活躍。今季は負傷離脱期間もあったが、リーグ戦30試合の出場で13ゴールを挙げた。
今月12日のJ2最終節ヴァンフォーレ甲府戦でもスタメン出場したチアゴだが、日本で過ごした2年間で確かな手応えを掴んだ模様。ポルトガルメディア『フラッシュスコア』のインタビューで、以下のようなコメントを残している。
「自分のキャリアの中で最高の結果を残しているし、それが2部リーグであろうと関係ない。僕は人間的に大きく成長したし、サッカーのレベルでもより完成に近づいたと感じている。まだまだ改善すべき点はたくさんあるけど、ピッチ上では以前よりも賢い選手になった。日本でのプレーは、僕の人生においてとても重要なステージであり、将来自分自身を助けるものになるだろう」
ただ一方で同選手は「今シーズンを終えると契約満了だし、遅かれ早かれオファーが来るのは分かっている。代理人に任せているけど、自分自身の今後について考えるのは当たり前のことだ。でも正直なところ、どうなるのか全く分からないね。山形に残りたい、ヨーロッパやアメリカに挑戦したいのか分からないんだ」
「自分の家族や友人と離れて日々を過ごしていることで落ち込むことも多いし、もっと近くにいたいとも思う。でも、今はJ1昇格プレーオフに集中しなければならない。次の選択が満足のいくものであることを願うばかりだよ」と去就不透明であることを認めたほか、日本でプレーする上で抱える問題にも言及している。
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