女子サッカー

マグロも登場!マイナビ仙台ホーム戦で最多観客数達成【WEリーグ2023/24】

太田萌咲(左)成宮唯(右)写真提供:WEリーグ

2021年の開幕から3年目を迎えた2023/24シーズンのWEリーグ(日本女子プロサッカーリーグ)。11月18日~19日には第2節が行われ、全12クラブが各地で熱戦を繰り広げた。

ここでは、全6試合のなかから、ホーム開幕戦となったマイナビ仙台レディースとINAC神戸レオネッサの試合にスポットをあて、会場の様子や試合展開について紹介する。


青森県産の大間マグロ解体ショー 写真提供:WEリーグ

ホーム開幕戦の豪華なおもてなし

宮城県仙台市のユアテックスタジアム仙台にINAC神戸を迎えて行われた第2節。マイナビ仙台にとっては今シーズンのホーム開幕戦となった。突き抜けるような青空が広がり、クラブカラーであるマイナビブルーがよく似合うコンディションのなか、キックオフ1時間前には会場の外にも大勢の人が溢れ、最寄駅からスタジアムまでの道にはたくさんの列ができていた。

スタジアムでは、マイナビ仙台の公式X(旧Twitter)フォロワーに青森県産の大間マグロが振る舞われる解体ショーイベントや、元なでしこジャパン岩渕真奈さんのサッカー教室、次回のホーム試合を500円で観戦できるお得な限定チケットの配布など、ユニークで豪華な取り組みが行われ来場者を楽しませた。

マイナビ仙台では、地域全体で女子サッカーを盛り上げるための取り組みとして、これまでもホーム試合時に様々な企画を行っている。過去2シーズンは、地域飲食店と選手のコラボメニュー販売や子どもたちを対象とした体験型ゲームなど、試合観戦以外にも楽しめる要素が盛りだくさん。そんな取り組みが功を奏したのか、今季初のホーム戦となった11月18日の試合には5,306人が来場。マイナビ仙台の最多観客数を記録した。


INAC神戸レオネッサ FW田中美南 写真提供:WEリーグ

なでしこメンバー多数の神戸と新戦力に注目の仙台

INAC神戸は、WEリーグ初年度の2021/22シーズンに優勝、翌2022/23シーズンには2位の結果を残している強豪クラブだ。近年日本代表に選出されている選手も多く、今夏に開催されたFIFA女子ワールドカップ(W杯)オーストラリア&ニュージーランド大会には、GK山下杏也加、DF三宅史織、DF守屋都弥、FW田中美南の4名が選出されている。この4名は今第2節でもスターティングメンバーとして出場した。

対するマイナビ仙台も、今秋に中国で行われた第19回アジア競技大会の代表メンバーであるGK松本真未子、MF佐々木里緒の2名を含め、今シーズン新加入したスペイン出身のFWカーラ・バウティスタや来年2月からのトップチーム入りが内定したユース出身MF遠藤ゆめがスタメンで出場した。

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名前:Molly Chiba
趣味:自然散策、英国のあれやこれやをひたすら考えること
好きなチーム:トッテナム・ホットスパーFC

東北地方の田園に囲まれ育ちました。英国のフットボール文化や歴史、そして羊飼いやウールなどのファッション産業などに取り憑き、没入している日本人女性です。仕事のモットーは、伝統文化を次世代に繋ぐこと。

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