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「浦和退団して」大久保智明が誹謗中傷被害に。広島戦で失点に絡む

大久保智明 写真:Getty Images

 浦和レッズ所属MF大久保智明は、13日に行われた明治安田生命J1リーグ第23節サンフレッチェ広島戦でフル出場。本来のパフォーマンスを発揮できなかっただけに、SNS上では同選手に対する誹謗中傷メッセージが相次いでいる。

 大久保は今季、マチェイ・スコルジャ監督のもとリーグ戦ほぼ全試合で先発出場。広島戦でも右サイドでスタメンに名を連ねたが、攻撃時に消極的なプレーが目立ったほか、後半アディショナルタイムに敵陣で縦パスを足元に収められず、広島のカウンターを誘発。FWナッシム・ベン・カリファの決勝ゴールを献上しただけに、X(旧ツイッター)上では、大久保のプレーに対する厳しい意見が見られている。

 そんな大久保は先月24日、インスタグラムを更新。海辺で休暇を満喫したり、サッカースクールに参加する自身の姿をアップして「良いオフ過ごせました!!また明日から頑張ります」とファンに報告していた。

 この投稿に対して、複数のSNSユーザーから広島戦後に「浦和を退団しろ」「二度と浦和のユニフォームを着るな」などと過度な批判や誹謗中傷を浴びている。これらのメッセージ内容がファンの間で話題を呼ぶと、「心無いコメントで負けないでください」「大久保の力が絶対に必要」など激励のメッセージが寄せられている。

 Jリーグでは誹謗中傷投稿が度々問題となっており、今季もここまでガンバ大阪やアビスパ福岡など複数クラブが声明を発表。法的措置を講じる構えを見せるなど、ファン・サポーターに注意を呼びかけている。

 黒星を喫した試合では、サポーターが選手を叱咤するシーンがピッチ内外で多く見られる。しかし、誹謗中傷をはじめ行き過ぎた行為は、法的措置の対象となる可能性もあるので注意が必要だ。