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伊東純也と比較も!スタッド・ランス監督の中村敬斗評「日本代表で…」

中村敬斗 写真:Getty Images

 リーグアン(フランス1部)スタッド・ランスは今月10日、オーストリア1部LASKリンツから日本代表FW中村敬斗を完全移籍により獲得したと公式発表。ランスのウィル・スティル監督が中村獲得に対する喜びや、FW伊東純也との違いを語っている。

 中村はベルギー1部シント=トロイデンVVなど複数クラブへのレンタル移籍をへて、2021年8月にガンバ大阪からリンツへ完全移籍。2021/22シーズン途中から出場機会を確保すると、昨季はオーストリア1部リーグで31試合に出場して14ゴール7アシストをマーク。LOSCリールやリバプールなど複数クラブからの関心が報じられる中、10日にランスと5年契約を結んだ。

 スティル監督は10日に記者会見で、中村の獲得に言及。フランスメディア『L’union』の報道によると、指揮官は「去年の1月に彼と初めて話したと思う。彼をここに連れてきた幹部には脱帽だよ。昨季の彼のスタッツは信じられないほどのものだから、彼を迎え入れることができて嬉しい」と語った模様。同選手と右サイドでレギュラーに定着している伊東との比較では、以下のようなコメントを残したという。

 「中村は伊東よりも少し背が高く、ボール奪取能力、状況判断能力、ファーストタッチが違う。ただ伊東と同じくクリエイティブで、試合展開に大きな影響を与えるし、何よりもハングリーだ」

 「彼は自分がより高いレベルでプレーできること、日本代表で生き残れることを証明したいと思っている。良い人間であり、優れた選手だ」

 ランスは今月13日にリーグアン開幕節・オリンピック・マルセイユ戦を控えている。中村を今季開幕戦で起用する可能性について、スティル監督はトレーニングでの動きを確認した上で判断する方針を打ち出している。