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久保建英や板倉滉が候補。ナポリ会長が強化部に要望「日本人選手欲しい」

久保建英 写真:Getty Images

 日本代表MF久保建英は今月、ラ・リーガ(スペイン1部)レアル・ソシエダ残留の意思を表明しているが、ここにきてセリエA(イタリア1部)ナポリ移籍の可能性が浮上。同クラブのアウレリオ・デ・ラウレンティス会長が再び補強戦略に言及している。

 デ・ラウレンティス会長は先月下旬、イタリアメディア『Rai』の番組内で「我々はまさに日本人選手の獲得へ動いているところだ。日本人の友人から、日本でスカウトをするための契約書の草稿を送ると連絡があった」とコメント。

 バイエルン・ミュンヘン移籍に迫る韓国代表DFキム・ミンジェの後釜候補として、ボルシア・メンヒェングラートバッハ(ボルシアMG)所属DF板倉滉、VfBシュツットガルト所属DF伊藤洋輝がリストアップされたと、イタリア国内メディアが伝えている。

 またイタリア紙『ガゼッタ・デッロ・スポルト』が今月24日に伝えたところによると、ナポリ所属FWイルビング・ロサノにサウジアラビア移籍の可能性が浮上。ナポリはロサノ退団に備えて、久保ら複数選手をリストアップ。同紙は久保の市場価値を2000万ユーロ(約31億円)と紹介している。

 そんな中、ナポリの専門サイト『area napoli』はデ・ラウレンティス会長のコメントを紹介。これによると同会長は最近、スカウト責任者に対して「日本人選手とアメリカ人選手がほしい」と自身の要望を伝えたという。

 一方、久保は先月2日のレアル・マドリード戦後に「来シーズンは100%ソシエダでプレーします」と残留を明言。今月はじめにもスペインのラジオ局『カデナ・セル』の番組内で「もう日本での休暇後に戻って来るための航空券も取りましたし、安くないです。ソシエダ以上に輝ける場所はないと思っています」

 「僕はレアル・マドリードからソシエダにやって来ましたが、レアル・マドリードへの扉はもう閉まっています。ファンのみんなは冷静になってほしいですね」と、ソシエダ残留が既定路線であることを強調している。