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元柏オルンガがプレミア移籍か「カタール残留なし」古橋亨梧と直接対決期待

マイケル・オルンガ 写真:Getty Images

 元柏レイソル所属選手でJ1得点王のケニア代表FWマイケル・オルンガは、カタール1部アル・ドゥハイルからのフリー移籍が噂されている。今月はじめにはオランダ1部FCユトレヒトからの関心が報じられているが、ここにきてプレミアリーグ(イングランド1部)挑戦の可能性が浮上。トッテナム・ホットスパー移籍が噂される日本代表FW古橋亨梧とのストライカー対決が実現するかもしれない。

 オルンガの移籍先候補には、先月末までにスコットランド1部レンジャーズやトルコ1部ガラタサライ、ブラジル1部コリンチャンス、メキシコ1部クラブ・アメリカがあがっていた。またオランダメディア『フットボール・トランスファー』は今月6日、ユトレヒトが同選手の獲得を狙っている可能性を報じている。

 ケニアメディア『ネイションアフリカ』のデビッド・クワリムワ記者によると、エバートンがオルンガ獲得に興味を示しているとのこと。同記者は「彼はプレミアリーグへの移籍を熱望しているだろう。彼はずっとこのチャンスを望んでいた」と伝えているほか、選手サイドの意向について「カタール1部リーグの2022/23シーズンは数週間前に終わったが、アル・ドゥハイルからの契約延長オファーはまだない。オルンガの代理人は積極的に活動している」としている。

 エバートンは今季プレミアリーグ残留争いに巻き込まれたものの、2部降格圏内の18位レスター・シティから勝ち点2差の17位と辛うじて残留。チーム全体のゴール数が「34」とリーグ2番目の少なさであり、前線の補強が急務となっている。

 なおオルンガは柏在籍時にJ1リーグ得点王とMVPに輝くと、2020年12月に柏からアル・ドゥハイルへ完全移籍。加入1年目から持ち前の決定力を発揮し、国内カップ戦優勝に貢献。2022/23シーズンも国内リーグ戦で22ゴールと2シーズンつづけて得点王のタイトルを獲得。チームをリーグ優勝やAFCチャンピオンズリーグ(ACL)ベスト4入りへ導いている。