Jリーグ 柏レイソル

J1柏が徳島カカ獲得へ「代理人と交渉」ブエノ負傷離脱で緊急補強か

カカ 写真:Getty Images

 柏レイソルは3日に明治安田生命J1リーグ第16節北海道コンサドーレ札幌戦を前に、ブラジル人DFブエノが右膝軟骨損傷により長期離脱。守備陣で怪我人を抱える中、徳島ヴォルティス所属DFカカの獲得に向かっているとブラジル国内で報じられている。

 カカは2021年2月にクルゼイロから徳島へ完全移籍すると、来日1年目からセンターバックの主力選手として活躍。今季は開幕から先月23日のJ2第11節ザスパクサツ群馬戦までのほぼ全試合でスタメン出場も、5月以降は全試合でメンバー外となっている。

 同選手の去就については、ブラジルメディア『Netflu』が今月1日にブラジル1部フルミネンセからの関心を報道。これによると、フルミネンセは賭博疑惑により公式戦欠場がつづくDFヴィトール・メンデスにかわる存在としてカカをリストアップしているが、完全移籍ではなくレンタル移籍での獲得を望んでいるという。

 またブラジルメディア『Torcedores』は2日に「フルミネンセと柏がカカの代理人と交渉している」と報道。徳島の意向について「移籍金として400万ドル(約5億6000万円)を求めており、レンタル移籍での放出には興味を示していない」と伝えている。

 なおカカと徳島の契約内容については、ブラジル国内で「4年総額200万ドル(獲得当時約2億3000万円)、500万ドル(獲得当時約5億7600万円)の契約解除条項の付帯」と報じられている。札幌戦を前にJ1で16位に低迷する柏だが、巻き返しに向けて緊急補強に乗り出しているようだ。