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日本代表MF川辺駿がプレミア挑戦へ。スイス1部グラスホッパー退団発表

川辺駿 写真:Getty Images

 かつてジュビロ磐田やサンフレッチェ広島でプレーしていた日本代表MF川辺駿は、今季限りでのスイス1部グラスホッパー・クラブ・チューリッヒ退団が正式決定。レンタル元のプレミアリーグ(イングランド1部)ウルバーハンプトン・ワンダラーズへ復帰するようだ。

 同選手は2021年7月に広島からグラスホッパーへ完全移籍。海外挑戦1年目から主力選手として活躍すし、昨年1月にウルバーハンプトンへの完全移籍が正式決定。ただレンタル移籍という形でグラスホッパーにとどまると、今季もここまで公式戦33試合の先発出場で9ゴール10アシストをマークしていた。

 川辺の去就については、スイス紙『ブリック』が今月11日に「グラスホッパーにとって川辺の退団は大きな損失だが、金銭的にはほぼ確実だ。年俸60万フラン(約9000万円)といわれる川辺は、財政面での節約を強いられるクラブの中でもトップクラスの稼ぎ手である」とリポート。

 グラスホッパー退団がほぼ確実だと報じると、クラブも25日になって同選手のレンタル移籍期間満了を公式発表。今後について「ホームクラブに戻ることになる」と明らかにしていることから、プレミアリーグ初挑戦が実現する可能性も考えられる。

 川辺とウルバーハンプトンの契約期間は2025年6月まで残っている。またウルバーハンプトンは今季プレミアリーグで11勝8分18敗。2部降格圏内の18位レスター・シティから勝ち点10差の13位と、最終戦を残す中プレミアリーグ残留を確定させている。