Jリーグ アルビレックス新潟

J1新潟社長、堀米悠斗ら秋春制移行反対のSNS発信に「混乱を招くのも…」

堀米悠斗 写真:Getty Images

 アルビレックス新潟所属DF堀米悠斗とMF高木善朗は先月、SNSを通じてJリーグ秋春制移行への反対意見を発信。新潟サポーターからも反発の声が上がる中、新潟の中野幸夫代表取締役社長がJリーグ秋春制移行に関する選手の発信に言及している。

 両選手は先月26日夜にインスタライブを実施した際、秋春制移行に関する議論を展開。堀米は秋春制移行の動きに反対の意思を示すとともに、「(秋春制を推す人たちが)冬の聖籠(アルビレックス新潟のクラブ施設がある地域)に来て、俺達に説明してほしい。長靴を履いて、雪の中来てほしい」と懇願。高木も「選手に対する説明が十分に行われていない」と、感想を述べていた。

 また新潟サポーターは先月29日のJ1リーグ第10節FC東京戦で、試合後に「日本サッカー発展のために切り捨てられるクラブはいくつ?雪国に何一つメリットの無いシーズン移行に反対。数々のデメリットに対する具体的な解決策を」と書かれた横断幕が掲出している。

 秋春制移行に関しては、ベガルタ仙台やモンテディオ山形など積雪量の多い地域にホームスタジアムを構えるクラブのサポーターから反対意見が沸き起こっている。

 そんな中、中野社長は堀米と高木のSNS発信に言及。「秋春制移行の本格的な議論はこれから始まる」とした上で、「今持っている情報で、チームの選手たちがいろいろな発信をすることで、逆に世の中の混乱を招くのも良くないと思った」と説明。

 今月23日に実行委員会が控える中、今月17日にJリーグから秋春制移行に関するアンケート調査が届いたことを選手に伝えた上で、実行委員会での議論内容に関しても適宜伝える方針を打ち出している。