Jリーグ 清水エスパルス

清水、ピカチュウ完全放出が今夏正式決定か!7000万円の収入見込み

ヤゴ・ピカチュウ 写真:Getty Images

 清水エスパルスで昨季までプレーしていたブラジル人MFヤゴ・ピカチュウは、昨年12月にブラジル1部フォルタレーザECへレンタル移籍により復帰。フォルタレーザがピカチュウの完全獲得意向を固めたと伝えられる中、今年夏にも同選手の去就に決着がつくようだ。

 ピカチュウは昨年7月にフォルタレーザから清水へ完全移籍。昨季はJ1リーグで12試合に出場したものの無得点に終わり、クラブもJ2へ降格。買い取りオプション付きのレンタル移籍によりフォルタレーザへ復帰している。そして今季はここまで公式戦27試合に出場して6ゴール7アシストをマーク。セアラー州選手権優勝に貢献するなど、中心選手としてチームをけん引している。

 そんな中、ブラジルメディア『Torcedores』は先月末に「フォルタレーザは50万ドル(約6800万円)の買い取りオプションを行使するタイミングを待っている。清水エスパルスとはまだ話し合いを行っていない」とリポート。フォルタレーザの会長が同選手の完全獲得を強く望んでいることもあわせて伝えていた。

 するとブラジル紙『O POVO』は今月5日、買い取りオプションの内容について「設定額は明らかになっていない。ただフォルタレーザはピカチュウの買い取りオプションを行使する場合、今年8月31日までに清水に通達する必要がある。金額の支払いは今年末に行われる」と報道。遅くとも今年夏には、清水が同選手を完全放出するとの見解を示した。

 なおフォルタレーザの会長は昨年7月、ピカチュウの清水移籍により移籍金80万ドル(当時約1億1000万円)を手に入れることを明かしていた。また清水は同選手との契約を2024シーズン終了後まで残しているが、ブラジル人のゼ・リカルド氏は成績不振により先月に解任。清水はゼ・リカルド氏の要望によりピカチュウを獲得していただけに、同選手復帰の可能性は低いと考えられる。