Jリーグ モンテディオ山形

山形サポも秋春制移行案に反発「雪国クラブ潰すつもり?」山口戦で横断幕

モンテディオ山形のホーム NDソフトスタジアム山形 写真:Getty Images

 アルビレックス新潟所属DF堀米悠斗、MF高木善朗や新潟サポーターにつづき、モンテディオ山形サポーターもJリーグ秋春制移行反対を表明した。山形は29日に行われた明治安田生命J2リーグ第12節でレノファ山口と対戦。試合後、NDソフトスタジアム山形のホームゴール裏に横断幕が掲出されている。

 秋春制移行の可能性については、豪雪地帯にホームスタジアムを構えるクラブが問題を抱え、公式戦開催可能期間の短縮につながるという点で反対する声が今も根強い。しかしAFCチャンピオンズリーグ(ACL)が2023/24シーズンから秋春制に移行する中、Jリーグも今月25日に初めて秋春制移行案を公表。積雪量の多い地域を中心に再び反対意見が沸き起こっている。

 そんな中、NDソフトスタジアム山形のホームゴール裏には試合後に「雪国クラブを潰すつもり?」「秋春制掛かる費用Jリーグ持ち?」と書かれた横断幕が掲出。この様子はツイッター上で拡散されると、山形サポーターの意見を支持するコメントが寄せられている。

 なお新潟サポーターも29日のリーグ戦でJリーグ秋春制移行反対を表明。FC東京のホーム、味の素スタジアムのアウェイゴール裏に「日本サッカー発展のために切り捨てられるクラブはいくつ?雪国に何一つメリットの無いシーズン移行に反対。数々のデメリットに対する具体的な解決策を」と書かれた横断幕を掲げている。

 また堀米と高木は26日、インスタライブでJリーグ秋春制移行について議論。その中で堀米は「(秋春制を推す人たちが)冬の聖籠(アルビレックス新潟のクラブ施設がある地域)に来て、俺達に説明してほしい。長靴を履いて、雪の中来てほしい」と語るなど、冬季に新潟県内でのJリーグ公式戦開催が厳しいと主張。高木も「選手に対する説明が十分に行われていない」と、Jリーグ側の議論の進め方に疑問を呈していた。