Jリーグ サンフレッチェ広島

広島ヴィエイラのコーナーフラッグ破壊物議。C大阪戦で決勝弾も「勿体ない」

ドウグラス・ヴィエイラ 写真:Getty Images

 サンフレッチェ広島は29日に行われた明治安田生命J1リーグ第10節でセレッソ大阪と対戦。後半アディショナルタイムにFWドウグラス・ヴィエイラが決勝ゴールを決めて1-0と勝利したが、同選手によるゴール直後のコーナーフラッグ破壊を巡る議論が白熱している。

 広島は前半にシュートを10本以上放つものの、GKキム・ジンヒョンの好セーブもあり無得点でハーフタイムに突入。後半も再三にわたりチャンスを作りながらも1点が遠い試合展開だった。それでも後半アディショナルタイムの90+3分、左サイドでのパス回しからC大阪の守備網を突破。ペナルティエリア右側のスペースを突いたMFエゼキエウがゴール前にパスを送ると、最後はヴィエイラが押し込んで先制。C大阪の反撃を振り切り、勝ち点3を手に入れた。

 そのヴィエイラはゴール直後、チームメイトから手荒い祝福を受けながらゴール裏にあったペットボルトを投げつける。そして興奮のあまりコーナーフラッグを思い切り蹴り上げて、根元から破壊。主審は同選手に対してイエローカードを提示している。

 そのコーナーフラッグの残骸の画像は、瞬く間にツイッター上で拡散。「興奮するの分かるけどね」、「イエロー出たのも分かるし、ヴィエイラの感情も理解できる」と、主審の対応や同選手の行為に一定の理解を示すサポーターが見られる。

 ただ一方で「さすがにこれはダメかな」、「罰金あるかも」、「弁償かな」、「せっかくゴール決めたのに勿体ない」、「クラブは注意しないとね」という声も。一部の広島サポーターがヴィエイラにかわって謝罪しているほか、C大阪が敗れたこともあり、C大阪サポーターからは不満が沸き起こっている。