Jリーグ モンテディオ山形

山形監督解任クラモフスキーにタイ行き浮上!現地「清水指揮官時代に…」

ピーター・クラモフスキー監督 (写真左) 写真:Getty Images

 明治安田生命J2リーグのモンテディオ山形は今月4日、成績不振によるピーター・クラモフスキー監督を解任。オーストラリア人指揮官の今後に注目が集まる中、タイ1部リーグ挑戦の可能性が浮上している。

 クラモフスキー氏は2018年から2シーズンにわたり、横浜F・マリノスのヘッドコーチとしてアンジェ・ポステコグルー監督に従事。清水エスパルス監督をへて、2021年4月末から山形を率いていた。しかし今季はMF山田康太や日本代表DF半田陸など主力選手の流出もあり序盤から苦戦。今月2日の水戸ホーリーホック戦で0-1と敗れて5連敗を喫すると、シーズンなかばで山形を離れることになった。

 するとタイメディア『サイアムスポーツ』は7日、タイ1部リーグBGパトゥム・ユナイテッドが来季の監督候補にクラモフスキー氏をリストアップしたと報道。パトゥム・ユナイテッドは2022/23シーズンの開幕ダッシュに失敗すると、昨年10月に手倉森監督を解任。後任であるマット・スミス監督のもとでも上位争いに食い込めず、先月19日に今季2度目となる監督解任に踏み切っている。

 また現在はスパチャイ・コムシルプ氏が暫定指揮を執っているが、リーグ戦残り4試合で首位ブリーラム・ユナイテッドから勝ち点29差の7位に低迷。クラブ幹部は今季終了後に外国人指導者の招へいを検討しているという。

 『サイアムスポーツ』は、クラモフスキー氏が清水監督時代にタイ代表FWティーラシン・デーンダーを指導していたことを紹介。「タイの選手について精通している」とし、パトゥム・ユナイテッド指揮官に適任との見方を示している。