日本代表・海外組 日本代表

“三笘女子”に賛否「マスコミ造語で気持ち悪い」にわかファン攻撃巡り論争も

三笘薫 写真:Getty Images

 日本代表MF三笘薫(ブライトン)は28日、キリンチャレンジカップ2023コロンビア戦でヘディングシュートから先制ゴールをマーク。同選手に対する人気が高まり「三笘女子」がトレンド入りする中、にわかファンを巡る議論が白熱している。

 三笘は2021年7月に東京五輪の舞台でプレーすると、11月にはA代表デビュー。昨年3月のオーストラリア戦で途中出場から2ゴールをあげて、日本代表をFIFAワールドカップ・カタール大会出場に導いたことにより、日本国内での知名度が一気に高まった。

 そしてカタールW杯グループリーグのスペイン戦では、MF田中碧(フォルトゥナ・デュッセルドルフ)の決勝ゴールをアシスト。ゴールライン上からの折り返しが「1mmの奇跡」として注目を集めると、W杯後はプレミアリーグでゴールやアシストを量産。森保ジャパンの中心選手として脚光を浴びている。

 コロンビア戦の会場であるヨドコウ桜スタジアムでは、試合前に三笘のポスター前で記念撮影する女性ファンが続出。ポスター前に行列ができる時の様子がツイッター上で拡散されるなど、話題を呼んでいる。

 そんな中、「三笘女子」という新たな造語がトレンド入りすると、「なかなかのパワーワード」、「三笘の影響度すごい!」、「三笘女子から本格的なサッカーファンになってほしい」といった前向きなコメントが数多く見られている。

 ただ一方で「三笘女子は一生新規だろ」、「にわかファンはいらない」、「三笘女子なんて3ヶ月もすればいなくなる」、「三笘女子はサッカーに興味無いんだろ」といった否定的な声も。これに対して「サッカーが日本で最もメジャーなスポーツになるには三笘女子って呼ばれちゃってるような新しいファン層が絶対に必要なのに、サッカー好きがその機会潰しているのが悲しい」、「コアなファンはにわかに対して厳しいな」という反発があるなど、ツイッター上で論争が繰り広げられている。

 さらには「三笘女子というマスコミ造語は定着してほしくない」、「三笘女子というマスコミ造語気持ち悪い」、「大谷女子という言葉は作らないのか」と、マスコミ批判も沸き起こっている。