Jリーグ 名古屋グランパス

名古屋の豊田スタジアムアウェイ席巡り批判の応酬!FC東京サポの反論炎上

豊田スタジアム 写真:Getty Images

 名古屋グランパスは28日、豊田スタジアム開催の公式戦におけるアウェイ席の運用変更を公式発表。一部内容に対するFC東京サポーターの反論がSNS上で話題を呼ぶとともに、Jリーグファンの間で議論の対象となっている。

 名古屋は「豊田スタジアムSスタンドの運用変更について」と題して、立ち上がっての観戦や応援が可能なアウェイ席をSスタンド2階から1階に変更すると発表。変更の経緯について以下のように説明している。

 「豊田スタジアムでは客席上層階については、従来から安全上の理由により「立ち上がっての観戦禁止」エリアと定め、豊田スタジアムの対応として「立ち見禁止」ステッカーの掲示で観客への注意喚起を促す運用がされてきました」

 「しかしながら、施設の利用規定には上層階での立ち見禁止に関する記載がなく、過去のホームゲームにおいても上層階で立ちあがっての観戦・応援を確認できた試合もあったことから、クラブとしては当該ルールが存在することを認識しておらず、必要な安全対策を講じた上で、イベント主催者判断で観戦ルールが定められるものと理解しておりました」

 「そのため、2022シーズンの明治安田生命J1リーグ第33節 FC東京戦(10/29)および2023シーズンよりSスタンド2Fエリアを「立ち上がっての観戦・応援可能なエリア」と定めて試合運営を行ってまいりました」

 「そのような中、コロナ対策としての収容制限が解除されマスク着用も個人判断となって以降、最初の試合となった2023明治安田生命J1リーグ第5節 FC東京戦において、Sスタンド2階で立ち上がって応援されているサポーターの観戦行動を視認した豊田スタジアムより、あらためて「スタジアム上層階における立ち上がっての観戦は禁止」と安全順守の要請があり、ルールに関しては今後利用規定にも明文化するとの通知を受けました」

 「これを受けまして、クラブとしてはご来場いただくお客さまの安心・安全を第一に考え、「立ち上がって観戦・応援可能なアウェイ指定席」の位置を変更することを決定いたしました」

 しかしこの発表内容には、一部のFC東京サポーターが反発。Sスタンド2階で「立ち上がっての観戦・応援が可能」とステッカーが貼られている画像がツイッター上で拡散されると、「FC東京サポーターが“勝手に”立ち上がったというような表現だ」という批判が飛んでいる。

 これに対して、「ステッカーには、勝手に立ち上がったという表記はない」、「名古屋がこれまでSスタンド2階での応援を認めていたから、立ち上がっていたんだろ」、「名古屋は公式発表で『立ち上がっての応援を認めていた』と言っているんだが…」という反論が殺到。サポーター同士による議論が白熱している。

 ただ一方で、「クラブとしては当該ルールが存在することを認識しておらず…」という文面に対して「文面に違和感ある」、「言い訳かよ」、「チャント非を認めるべきだ」と、名古屋に対する厳しいコメントが多く寄せられている。