横浜F・マリノスから全北現代へ期限付き移籍した元日本代表MF天野純(31)が今月25日、韓国1部リーグ開幕節・蔚山現代戦で先発出場。禁断の移籍であるだけに、古巣対戦でアウェイの洗礼を浴びている。
天野純は昨年1月に横浜F・マリノスから蔚山現代へレンタル移籍。主力選手として蔚山現代をリーグ優勝に導いていた。しかし昨年末に蔚山現代をレンタル移籍期間満了により退団すると、年明けに全北現代へレンタル移籍により加入。
蔚山現代のホン・ミョンボ監督は「彼はずいぶん前に蔚山現代に対して、可能ならば契約延長をしたいと相談した。本人もOKだと言ってくれたんだ。シーズンが終わって日本に帰ったら、全北現代に移籍したんだ。天野純は『お金に興味がない』と言っていたが、結果として全北現代にカネのために移籍した。彼は嘘をついたんだ」と同選手を批判していた。
天野純は間接的ではあるがライバルクラブへの移籍で注目を集める中、今季の韓国1部リーグ開幕戦でいきなり蔚山現代と激突。同選手はかつてのホームスタジアムで前半キックオフからピッチに立っている。
そんな中、蔚山現代のゴール裏に陣取るサポーターは、黒字と赤字で「うそつきあまの」と平仮名で書かれた横断幕を掲出。全北現代の一員である天野純にプレッシャーをかけている。
なお蔚山現代対全北現代のダービーマッチは、1-1で前半終了。蔚山現代の新戦力である元日本代表MF江坂任(30)は前半15分から出場。開幕戦でいきなり日本人対決が実現している。
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