Jリーグ 移籍

Jリーグからオファーも欧州移籍?W杯モロッコ代表主将に大物代理人仲介か

ロマン・サイス 写真:Getty Images

 FIFAワールドカップ・カタール大会(カタールW杯)モロッコ代表のベシクタシュ所属DFロマン・サイス(32)には、Jリーグクラブからのオファーが取りざたされている。そんなサイスの移籍交渉を、ロシアW杯のモロッコ代表メンバーであるメディ・ベナティア氏が担当すると現地で報じられている。

 左利きのセンターバックであるサイスはプレミアリーグでのプレー実績を持っており、昨年7月からトルコ1部ベシクタシュに在籍。モロッコ代表ではこれまで70試合以上でプレーしているほか、キャプテンとしてチームをけん引。カタールW杯では準決勝・フランス戦までの6試合に出場していた。

 モロッコメディア『Lions de l’Atlas』は今月下旬、ベシクタシュのシェノル・ギュネシュ監督とサイスの関係悪化を報道。同選手が指揮官の戦術に従わないことから、今季残り試合でベンチ外となる可能性があるとみられている。

 またサイスの去就については「カタールW杯での活躍以降、様々なクラブが彼の獲得を狙っている。日本のクラブからもオファーが届いている」とし、UAE国内クラブとの交渉で合意に達しなかったこともあわせて伝えていた。

 するとモロッコのテレビ局『LE12 TV』は22日、サイスの続報として「元モロッコ代表キャプテンのメディ・ベナティア氏が、サイスに関する問題の解決方法を探している」とリポート。

 「ヨーロッパや中東の多くのリーグで移籍ウィンドウが閉まった後、ベナティア氏はギリシャや日本のクラブへの移籍をサポートする」と移籍先候補に触れたほか、モロッコ代表のワリド・レグラギ監督が同選手の出場機会減少を懸念していることも報じている。

 現在35歳のベナティア氏は、2021年12月に現役引退。かつてローマやバイエルン・ミュンヘン、ユベントス、カタール1部アル・ドゥハイルなどでプレーしたほか、2018年のロシアW杯に参戦。モロッコ代表の主力選手として活躍していた。

 なおFIFAワールドカップ出場選手では、元スペイン代表MFアンドレス・イニエスタ(38)や元ドイツ代表FWルーカス・ポドルスキ(37)、元ウルグアイ代表FWディエゴ・フォルラン(43)などがJリーグに挑戦。今年ではチュニジア代表FWイッサム・ジェバリ(31)がデンマーク1部オーデンセBKからガンバ大阪へ完全移籍している。