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シャルケ、上月壮一郎につづき日本人選手獲得?OB内田篤人氏が注目発言

内田篤人 写真:Getty Images

 ブンデスリーガ(ドイツ1部)シャルケには、カタールW杯日本代表DF吉田麻也とMF上月壮一郎が在籍。元日本代表の内田篤人氏が、古巣クラブのさらなる日本人選手獲得に協力する姿勢を打ち出している。

 シャルケのクラブアンバサダーを務める内田篤人氏は今月に渡独すると、今月10日のシャルケ対ボルフスブルクをスタンド観戦。先月にブンデスリーガデビューを果たした上月壮一郎に「(ボルフスブルク戦で)彼は試合序盤にいい場面があったし、シュートも打っていました。でも、もっと成長しなければならないですね」とアドバイスを送っていた。

 そんな内田篤人氏は先週、シャルケ公式YouTubeのインタビューに出演。「コロナのせいで、これまでクラブアンバサダーとしての仕事がほとんどできていません」と現状報告をすると、「日本の若手選手に注目して、彼らをシャルケに連れて来たいですね」と自身の思い描く構想の一端を明かす。

 くわえて「シャルケのクラブ施設や環境は素晴らしいですし、下部組織のクオリティも高い。シャルケの下部組織との練習試合を行うなどして、日本人選手に挑戦のチャンスを与えたいと考えています」とコメント。日本人選手の海外挑戦がより実現しやすい環境作りにも意欲を見せている。

 また西部ドイツ新聞は「内田篤人は退団後もつねにシャルケとのつながりを持ち続けている。クラブアンバサダーという役割のもと、日本とシャルケの関係を復活させ、両者のつながりをさらに強めるはずだ」とし、同氏へ期待感を寄せている。

 内田篤人氏は2010年7月から7シーズンにわたりシャルケでプレー。古巣の鹿島アントラーズで2020シーズン終了後に現役引退すると、日本代表のコーチを担当。2021年5月からシャルケのクラブアンバサダーを務めている。

 昨季の日本代表DF板倉滉につづき、今季も日本人選手を擁しているシャルケ。内田篤人氏のパイプによる有望株の囲い込みが期待される。