Jリーグ 横浜F・マリノス

横浜FM元監督ポステコグルーも後任候補。ランパード解任エバートン招聘か

アンジェ・ポステコグルー監督 写真:Getty Images

 横浜F・マリノス元監督のアンジェ・ポステコグルー氏は、現在セルティック指揮官としてカタールW杯日本代表FW前田大然(25)ら複数の日本人選手の指導にあたっている。そのポステコグルー監督にプレミアリーグ行きの可能性が浮上。プレミアリーグ19位のエバートンが23日にフランク・ランパード監督の解任を公式発表したが、そのランパード監督の後任候補に挙がっている。

 英メディア『FBフットボール』は23日、ランパード監督の後任候補としてポステコグルー監督やD.C. ユナイテッドのウェイン・ルーニー監督、ウェストハム・ユナイテッドのデイビッド・モイーズ監督ら7名を挙げている。

 またポステコグルー監督について「このオーストラリア人監督は、レンジャーズがリーグ優勝した後、セルティックをスコットランドサッカーの頂点に返り咲かせることに貢献した。2021年に横浜F・マリノスから到着した後、セルティックをリーグ連覇に導く勢いだ。彼のセルティックは見ていてワクワクするようなチームであり、これはエバートンのリーグ順位からすれば勇敢な人事だろう」と説明。

 「ポステコグルー監督のスタイルは巧みなビルドアップ、執拗なプレッシングなど、エバートンサポーターを間違いなく興奮させるだろう。しかし、エヴァートンの現状を踏まえると、おそらくシーズン途中でこのように劇的なスタイルの転換をするのには向いていない」

 「ポステコグルー監督の招へいには移籍金と時間を必要とするだろうが、エバートンは長い目で見ればきっと利益を得ることができるだろう」と現時点では招へいの可能性が低いとの見方を示している。

 ランパード監督は2021年1月からエバートンを指揮。ただ今季は序盤からプレミアリーグ残留争いを強いられると、20試合終了時点で3勝6分11敗。プレミアリーグ残留圏内の17位ウルバーハンプトン・ワンダラーズから勝ち点2差の19位に沈んでおり、昨年10月22日のクリスタル・パレス戦を最後に勝利から見放されていた。